妻夫木聡がマジでヤバい!戦慄の殺人鬼“カエル男”って何者?
妻夫木聡さんがスキンヘッドでおぞましい殺人鬼・カエル男を演じたことが話題の映画『ミュージアム』。なんだか恐ろしそうではあるけど、そもそもカエル男って何者!? という方に、カエル男をご紹介しちゃいます。あまりの恐さに映画を観られなくなっちゃうかも……。
妻夫木聡が見たこともない姿に…!
カエルのマスクを被って猟奇殺人を繰り返す謎の人物、それがカエル男。カエルってこんなだっけ? と疑わずにはいられない不気味なマスクとフード付きコートがトレードマークです。演じているのはご存じ妻夫木聡さん。マスクを被って顔が見えないシーンもほとんど吹き替えなしで演じたそう。ちなみに、カエル男の本名は、霧島早苗。特殊メイクで作り上げられた素顔もスキンヘッドに無数の傷を持ち、異様な形相です。そして公開されている素顔のビジュアルはなぜかいつも血まみれ……いったい何が?
雨の日は出現注意!
カエル男は雨の日にだけ現れ、残忍な殺人を繰り返します。そのため、劇中、雨が降りそそぐ薄暗いシーンが多く、鬱々とした雰囲気が漂い恐怖がいっそう駆り立てられます。カエル男を追う主人公の刑事・沢村(小栗旬)と対峙する場面も、もちろん雨ばかり。カエル男と沢村による、雨の中の壮絶すぎる追いかけっこは必見。たとえ車にはね飛ばされても、沢村は決してあきらめない! その執念をあざ笑うようにふるまうカエル男は、“カエル”だから雨を選ぶのか、それとも……。
自称“アーティスト”
自身を「表現者。人を楽しませるアーティスト」と称すカエル男。あまりにも残忍な手口で人を殺し、その死体を見せしめのように残していきます。そして毎回、殺人現場には自らが実行した“刑”の名を記したメモが。カエル男はターゲットにふさわしいと判断した殺人方法による殺しを“私刑”として繰り返しているのです。
恐怖!カエル男が実行する5つの私刑がこちら…
・ドッグフードの刑…どう猛な大型犬に生きたまま餌にされ食い殺される
・母の痛みを知りましょうの刑…弓鋸で肉体を少しずつ切り取られながら殺され、出生体重分の肉片が計量器に残される
・均等の愛の刑…頭のてっぺんから体を真っ二つにされる
・ずっと美しくの刑…巨大な冷凍庫の中で裸のまま凍死させられる
・針千本飲ますの刑…文字通り、口に針を1本1本入れられ窒息死に追いやられる
なんで!?とにかく強い
雨の日にのみ姿を現すことからインドア派のイメージを抱かせるカエル男ですが、肉弾戦がとにかく強い! 片腕で大の男をほぼ宙吊り状態にするシーンもあるなど、意外にも肉体派なのです。メガホンを取った大友啓史監督から体を鍛えるように指示を受けた妻夫木さんは、約4か月もの間、週3でジムに通って肉体を鍛え上げたといいますが、そのムキムキの腕がカエル男の風貌とあいまってなんとも恐ろしい。屋内ではタンクトップ1枚と露出度高めな場面もあるので、鋼の肉体にも注目です。
カエル男のターゲットは…?
カエル男はどのように殺人のターゲットを選んでいるのか、その目的は一体なんなのか。謎だらけのまま殺人は繰り返され、ピリピリとした緊張感を保ったまま物語が進みます。そして、自分を追う沢村刑事に特別な関心を寄せ、自らの術中にはめていくのを楽しんでいるようにも見えるカエル男。彼の思惑とは? 最後の最後の瞬間まで、スリル満点のストーリー。一つ言えるのは、見終わった後、“雨の日”と“ある食べ物”が恐ろしくなるはず、ということです……。
「ヤングマガジン」連載の巴亮介によるサイコスリラー漫画を実写映画化した本作。現場に謎のメモが残される猟奇殺人事件が矢継ぎ早に発生するが、その事件は雨が降る日のみ起こっていた。一連の事件の関連性を察知した沢村久志刑事(小栗旬)は、自分の妻子が狙われていることを知る。やがて、カエルのマスクをかぶったカエル男の存在が浮かび上がり、犯人に近づいていく沢村だったが、カエル男の仕組んだ罠にはめられ窮地に陥ってしまう。(編集部・小山美咲)
映画『ミュージアム』は公開中