『荒野の七人』「ナポレオン・ソロ」ロバート・ヴォーンさん死去
映画『荒野の七人』や、テレビシリーズ「0011 ナポレオン・ソロ」などで活躍した俳優のロバート・ヴォーンさんが現地時間11日、治療を受けていた米コネチカット州のダンベリーにて急性白血病のため亡くなったという。83歳だった。ニューヨークタイムズ紙などが報じた。
1959年に『都会のジャングル』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたことがあるロバートさん。その後、黒澤明監督の『七人の侍』の舞台を西部開拓時代のメキシコに移したリメイク作品『荒野の七人』で凄腕の賞金稼ぎ・リー役を務めた。そして1964年にスタートした人気テレビシリーズ「0011 ナポレオン・ソロ」では、主人公のソロとして一躍視線を集めた。以降も、映画やテレビシリーズで長きにわたって活躍した。
ロバートさんの代表作である「0011 ナポレオン・ソロ」シリーズと『荒野の七人』は近年、リメイクされたばかり。「0011 ナポレオン・ソロ」シリーズは、『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督によって『コードネーム U.N.C.L.E.』(2015)として映画化され、ロバートさんの演じたソロ役を『マン・オブ・スティール』のヘンリー・カヴィルが務めた。
一方の『荒野の七人』は、『トレーニング デイ』『イコライザー』のアントワーン・フークア監督とデンゼル・ワシントンが再びタッグを組み、クリス・プラット、イーサン・ホーク、イ・ビョンホンらが集結した『マグニフィセント・セブン』としてリメイクされ、今年9月に全米公開された(日本公開2017年1月27日)。(編集部・石神恵美子)