中島裕翔、モテ期は高校1年生「2人の女子の板挟みに」
瀬尾まいこのロングセラー恋愛小説を映画化した『僕らのごはんは明日で待ってる』に主演した Hey! Say! JUMP の中島裕翔が、自身の高校時代を振り返った。「意外と鈍感で女のコの気持ちに気づかないところ」や「最初だけモテて、しゃべってみたら、えー違ったと思われるところ」も、演じた亮太とどこか似ていると笑う。
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『僕らのごはんは明日で待ってる』は、高校生のときから付き合いはじめた男女の7年越しのせつない恋の行方を描く青春ラブストーリー。学生同士のカップルのみずみずしいフレッシュな日常がまぶしくて、思わず胸がキュンとする。
中学生の頃からアイドル活動をしていた中島は、芸能コースのある高校へ進学。1年生のときは時間的にもまだ余裕があり、皆勤賞もゲットするほど学生生活を満喫していた。学校では「2人の女の子に好きだと思われていたみたいで。どっちが先に声をかけるか? どっちが先にメルアド聞くか? みたいな女同士の熾烈な闘いが水面下でおこなわれていたと、後から友達から聞いてビックリしました」と告白する。
映画で演じた亮太は、高校では内気で目立たなかったが、実は中学生の頃はモテていたという設定。「台本を読みながら、あぁ、亮太はモテてたんだ……って、しみじみしました。鈍感だから、本人は気付いていなかったけど。そんなところも何だか自分に似ていて、共感しました(笑)」と語る通り、残念ながら中島のモテ期は高校1年で終了。2年生からは仕事がどんどん忙しくなってしまい、授業に出席するだけで精一杯だったとか。
亮太が好きになる女の子・小春(新木優子)は、ネガティブな亮太とは正反対に、ポジティブでストレートな性格。「変に遠慮せず、自分の中にズカズカと入ってくるところが心地いい。小春にもつらい過去があるんだけど、ベースはすごく明るくて、気丈にふるまっていて。亮太のネガティブな考え方を変えてくれるという意味では、本当に太陽のような素敵な女性。そんな彼女の弱さを見たからこそ、亮太が守ってあげたいと思うのもよくわかりました」。
ちなみに中島が映画の中で一番キュンとしたのは、ケンタッキーのフライドチキンが好きな亮太のために、小春がフライドチキンを手作りしてくれるシーン。「下手でも、決しておいしくなくても、自分のために料理を作ってくれるっていうのは、やっぱりうれしいです」とのこと。タイトルの通り、大切な人と一緒に食べるごはんの温かさ、好きな人が隣にいる日常の幸福感がじんわりと心にしみ込んでいく作品だ。(取材・文:石塚圭子)
映画『僕らのごはんは明日で待ってる』は上映中