軍用犬の安楽死に猛抗議・引き取り…死ぬまで一緒に過ごした女性の映画
映画『ドラゴン・タトゥーの女』『キャロル』などの女優ルーニー・マーラの姉で、『オデッセイ』や『ファンタスティック・フォー』で知られるケイト・マーラが、イラク戦争を題材にした『ミーガン・レヴィー(原題) / Megan Leavey』に出演することになったとDeadlineなどが報じた。
本作は、イラク戦争で活躍したミーガン・レヴィー海兵隊伍長と軍用犬レックスに焦点を当てた実話。彼女たちはペアになって100回以上もの任務をこなしたが、2006年に爆弾で共に負傷してしまう。レックスは回復後も任務を続行したが、レヴィーは名誉負傷勲章を授与され退役。それから5年後、年老いたレックスを軍が安楽死させようとしたが、レヴィーはこれに猛抗議し引き取ることに。彼女はレックスが死ぬまで一緒に過ごした。
メガホンを取るのは、これまでドキュメンタリー映画を手掛けてきたガブリエラ・カウパースウェイト。レヴィーを演じるケイトのほかに、テレビシリーズ「ナース・ジャッキー」のイーディ・ファルコ、映画『ウォルト・ディズニーの約束』のブラッドリー・ウィットフォードらの出演が決まっている。
ケイトはジョン・F・ケネディの弟が起こしたスキャンダルを描く『チャパキディック(原題) / Chappaquiddick』(今年米公開予定)で、自動車事故で亡くなった女性マリー・ジョー・コペクニを演じている。(鯨岡孝子)