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町のビデオ屋がまたやった!4年越し情熱の一本『ごはん』上映に大勢の観客が来場!

こんなにお客さんが! 『ごはん』に出演した(前列左から)井上肇、福本清三、沙倉ゆうの、源八、小野孝弘
こんなにお客さんが! 『ごはん』に出演した(前列左から)井上肇、福本清三、沙倉ゆうの、源八、小野孝弘

 破格の低予算で作り上げた自主制作ヒーロー映画『拳銃と目玉焼』の安田淳一監督の最新作『ごはん』の特別上映会が19日に新宿バルト9で行われ、大勢の観客が会場に詰めかけ大盛況となった。この日は安田監督のほか、主演の沙倉ゆうの源八井上肇小野孝弘福本清三らも出席した。

【写真】“日本一の斬られ役”も登壇!フォトギャラリー

 京都でビデオ撮影業を営む安田監督が2014年に発表したヒーロー映画『拳銃と目玉焼』は、ミニシアターを皮切りに6都市での公開を実現。その後も全国のレンタル店にDVDが流通したほか、Hulu・Netflixなどでも配信されるなど、超低予算のインディーズ作品の枠をこえた快進撃を続けた。そんな安田監督の最新作は、前作とは一転。都会で暮らしてきた女の子が米作りの世界に飛び込む姿を美しい映像とともに描き出す人間ドラマとなった。

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 この日の上映会は、全国でも上位クラスの動員を誇るシネコン、新宿バルト9の中でも一番大きなキャパを誇るスクリーン9で実施。メジャーな話題作の舞台あいさつが行われることも多いこの会場で超低予算インディーズ作品のイベントが催されるのはなかなか珍しいが、会場には大勢の観客が来場。大スクリーンで映画を楽しんだ。

 映画上映後、壇上で場内を見渡した安田監督は、「こんなにたくさんのお客さんに駆けつけていただいて。感謝しています」と晴れやかな表情。主演の沙倉も「この映画は撮影に4年かかりました。もしかして永遠に終わらないんじゃないかというくらいに大変な撮影でしたが、こんなにもたくさんの方に劇場に来ていただき、うれしく思います」と感激した様子だった。

 さらにスペシャルゲストとして“日本一の斬られ役”福本も来場。タイトルにちなみ、「おなかいっぱいになりましたでしょうか?」と問いかける福本の言葉に会場からは拍手が。「斬られ役で死ぬだけではなく、こうやってシリアスな作品にも出させてもらうことができました。この監督は、脚本からカメラ、演出まで何役もやっていて。そのバイタリティーに感心しています」と続けた福本は、「これからも応援してください」と締めくくった。

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 そして最後は、お米をプレゼントするじゃんけん大会を実施。米袋には出演者のサインが入れられていたが、福本のサインが袋の裏側の、隅の方にしてあったことに言及した安田監督は、「これだけの結果を出されている方なのに、おごり高ぶることなく、いつまでも謙虚で。わたしにとっても目標となり、あこがれとなる方です」と感極まったのか、涙ぐみながら思わず言葉を詰まらせる一幕もあった。(取材・文:壬生智裕)

映画『ごはん』は新宿バルト9(~1月27日)、梅田ブルク7(1月23日~27日)、横浜ブルク13(1月23日~27日)、T・ジョイ京都(1月23日~27日)、T・ジョイ博多(1月23日~27日)ほかにて全国順次公開

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