マカヴォイが23もの人格を持つ男を怪演!『シックス・センス』監督の新作スリラーが首位デビュー
全米ボックスオフィス考
先週末(1月20日~1月22日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ジェームズ・マカヴォイが23もの人格を持つ男にふんしたスリラー映画『スプリット』が興行収入4,001万975ドル(約46億126万2,125円)という好成績で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル115円計算)
『シックス・センス』などで知られる鬼才M・ナイト・シャマランが監督・脚本を務めた本作は、密室に拉致された女子高校生3人組と、23もの人格を持つ犯人の攻防を描いたスリラー。1月公開作ではレオナルド・ディカプリオ主演の『レヴェナント:蘇えりし者』(2015)を抜き、歴代5位となるオープニング興収を記録するヒットとなった。ちなみに、シャマラン完全復活作といわれた前作『ヴィジット』(2015)のオープニング興収は2,542万7,560ドル(約29億2,416万9,400円)だった。
2位には、ヴィン・ディーゼルがエクストリームスポーツのカリスマにしてシークレットエージェントの主人公にふんしたアクション『トリプルX:再起動』が興収2,013万142ドル(約23億1,496万6,330円)で初登場。主演を変えた第2弾とは違い、ヴィンが再び戻って来た第3弾とあって、予想された数字をきっちり稼ぎ出した。
そのほか初登場組では、マイケル・キートン主演でマクドナルドの創業者を描いた『ザ・ファウンダー(原題) / The Founder』が興収340万4,102ドル(約3億9,147万1,730円)で11位と、トップテンにあと一歩だった。
今週末は、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の人気シリーズ最終章『バイオハザード:ザ・ファイナル』や、マシュー・マコノヒーが21キロの増量をして挑んだクライムアドベンチャー『ゴールド(原題) / Gold』などが公開される。(編集部・市川遥)
1月20日~1月22日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『スプリット』
2(初)『トリプルX:再起動』
3(1)『ヒデン・フィギュアーズ(原題) / Hidden Figures』
4(3)『SING/シング』
5(2)『ラ・ラ・ランド』
6(5)『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
7(7)『モンスター・トラックス(原題) / Monster Trucks』
8(6)『ペイトリオッツ・デイ(原題) / Patriots Day』
9(8)『スリープレス(原題) / Sleepless』
10(4)『ザ・バイ・バイ・マン(原題) / The Bye Bye Man』