宮野真守、奇妙な特技を告白
人気声優の宮野真守が4日、都内で行われた映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』公開記念舞台あいさつに来場し、「牛乳と一緒になんでも食べられる」という奇妙な特技を明かした。
本作は、ランサム・リグズの小説「ハヤブサが守る家」をティム・バートン監督が実写化したファンタジー。宮野がエイサ・バターフィールド演じる少年ジェイクの日本語吹き替え声優を務めたことから、この舞台あいさつが実現した。
900人以上の観客で満席となった会場を目の当たりにした宮野は「ビックリしました! こんなに広い会場だったんですね。すごい」と驚くと、「なかなか一人で(舞台あいさつに)立つことはないかも。さみしいですね。でもせっかく一人なのでたっぷりお話ができればいいなと思います」とあいさつ。この日は宮野を堪能できるとあって、会場からは大きな拍手がわき起こった。
「宮野さんはこの映画の日本代表ですから」という司会の言葉を受けると胸に手を当てて、サッカー日本代表のポーズを披露してみせるなど、絶好調の宮野。「僕もティム・バートン監督の作品を観たことがありますし、過去には『チャーリーとチョコレート工場』の吹き替えでウィリー・ウォンカの役をやったこともあります」と切り出し、「監督の作品には不思議な世界観があって、引き込まれるような魅力があるんですよね。忘れかけていた青春、甘い思いを思い出させてくれるような作品だと思いますね」と語った。
本作の内容にちなみ「奇妙な特技」について聞かれた宮野は「なんでも牛乳と一緒に食べられます。お寿司も牛乳で食べられます」と告白。会場のファンは、そんな宮野の「奇妙な特技」を理解しているようで、「わたしも試してみた」というファンの姿もあったが、一部の客席からは「え?」と驚きの声も。「みんな給食世代でしょ? 絶対に牛乳と一緒に食べていたはずなんですよ。なんでもいけるハズだから。あきらめないで!」と呼びかけつつも、本作のテーマである「奇妙なことは才能であり、個性」をかみしめていた様子の宮野だった。(取材・文:壬生智裕)
『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』は全国公開中