東山紀之&中山美穂、花の85年組が初共演!松本清張ドラマで切ない男女関係
女優の中山美穂が、テレビ東京系で3月29日(午後9時~)に放送されるドラマ特別企画「松本清張 花実のない森」に出演、同期デビューで本作の主演を務める東山紀之と30年以上を経て初共演を果たすことが明らかになった。
1985年にデビューを飾り、共に“花の85年組”として絶大な人気を誇った2人。松本清張の同名小説を初めてテレビドラマ化する本作で中山は近づいた男を次々と死に追いやる謎の女性・江藤みゆきを、東山は彼女の妖艶な魅力の虜になってしまう主人公・梅木隆介を演じ、美しくも切ない男女の関係を体現する。
初の松本清張作品にして、2時間ドラマの現場も初挑戦となった中山。まさに初めてづくしの撮影を「展開の速さの中で、割り切って思い切ってやっていかないと、連ドラだと『考えて考えて』といった作業をしますが、今回は考えすぎたら追いついて行かないというか……戦いのような感じがしました」と振り返る。
「現場に入るときは、共演者の方に先入観をもって入らない」という中山だが、“同期”が相手となれば話が別。「東山さんはどうしたって、昔のまま変わらないですし、自分が思っていた昔からのイメージのままでいらっしゃるから、最初ちょっととまどってしまったんですけど」と苦笑しつつ、「東山さんと私2人の歴史みたいなものも作品の中に影響していくのだと思いますし、視聴者の方にも、長い歴史、背景をなんとなく感じながら見ていただけるのではないかと思います」と手ごたえを感じている様子だ。
一方で「歌番組では過去に一緒になったことはありますが、ほとんど話をしたことがなくて」という東山も「一緒にデビューをして、30年の時を経て、共演させて頂く。今まで30年かけて、人間構築をそれぞれお互いしてきました」と中山との共演に感慨深げ。「清張先生の作品は人間ドラマなので、それがいい方に作用してくれると嬉しいです。役の性質上、中山さんとは現場でペラペラと話せなかったのですが、そういう意味での距離感を大事にしています」と語っており、同局ドラマ制作部の松本拓も「長らく、テレビ界の『トップアイドル』に君臨したお二人が、今、役者として果たす共演は、視聴者の興味関心を必ず誘うはずです」と自信をのぞかせている。(編集部・入倉功一)