アンジェリーナ・ジョリー虫を食す コオロギからタランチュラに慣れていった
女優のアンジェリーナ・ジョリー(41)が、子供たちとタランチュラなどの“虫”を料理して食べる動画が BBC News のTwitterで紹介され話題を呼んでいる。
アンジーは監督・製作を務めたNetflixオリジナル作品『ファースト・ゼイ・キルド・マイ・ファーザー(原題)』プロモーションのためカンボジアを訪問。クモやサソリ、コオロギなどを使った地元料理を下ごしらえから調理、食べ方まで、自身の6人の子供たちに披露した。
動画内でアンジーは、タランチュラを処理しながら「キバをとりのぞかなきゃ」と子供たちに指導。彼女自身、初めてカンボジアを訪れたときに虫を食べたといい、「最初はビールと一緒にコオロギを食べたわね。それからタンランチュラに挑戦してって感じだったわ」と述懐。同時に「戦時にサバイバルするうえでも必要だったのよ。飢えに苦しんだときも、人々はこうして生き残ってきた」と見解を述べた。
完成した虫料理を食べたアンジーは、「スコーピオンはちょっとかみづらいのよね」と笑顔。子供たちも「チップスみたいな感じ」と感想を漏らすなど、余裕の表情を見せている。ゲテモノ趣味とは違った、どこかさわやかともいえる映像には、「彼女のことがもっと好きになった」「こんな経験してみたい」とたたえる声がある一方で「ブラッド(・ピット)が彼女のもとから去ったのもわかる」「飢え死にするとしてもコオロギやサソリ、特にタランチュラは食わないな」などの反応も寄せられている。
『ファースト・ゼイ・キルド・マイ・ファーザー(原題)』はクメール・ルージュ政党による大量虐殺を、幼少のころに経験した同国の女性作家ルオン・ウンの手記を映画化した作品。アンジーの長男マドックスくんはカンボジア出身の養子でもあり、アンジーもルオンと共同脚本を執筆するなど、並みならぬ熱意をもって映画化に取り組んだ。(西村重人)