『ゴースト・イン・ザ・シェル』山寺宏一がナレーション!物語が明らかになる最新映像
アニメ化もされた士郎正宗のSF漫画「攻殻機動隊」をスカーレット・ヨハンソン主演で実写映画化した『ゴースト・イン・ザ・シェル』から、ストーリーの一端を明らかにした日本向けの最新予告編が公開された。アニメ版でトグサの声を担当した山寺宏一がナレーションを担当しているのも、ファンにとってはうれしいところだ。
【動画】少佐の過去が明らかに!『ゴースト・イン・ザ・シェル』予告編
本作の舞台は、人間の脳をネットに接続する電脳化やサイボーグ(義体化)技術が飛躍的に発展した世界。サイバー犯罪やテロ、汚職などの犯罪を事前に察知して被害を最小に防ぐ警察組織・公安9課(通称:攻殻機動隊)の活動を描く。
スカーレットが演じるのは、脳以外は全身義体のすご腕捜査官で、9課のリーダーでもある主人公・少佐。公開された予告編では、脳をハックするテロリストを追う彼女の記憶が、実は操作されたもので、何者かによって本来の人生を奪われていたことが明らかに。少佐の過去と世界を巻き込むテロ事件が密接に絡まった物語が展開することが示唆されている。
「自分が何者なのか?」という問いかけは、押井守監督のアニメ版『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』をはじめ、「攻殻機動隊」シリーズでキーポイントとなってきた部分。予告編はオリジナル版にリスペクトをささげつつ、独自の新たな世界観やストーリーが展開することを予感させる仕上がりで、監督を務めたルパート・サンダーズも「もちろんアクションもたくさんあるし、クレイジーで極端な近未来を描いているけど、人間の脳が組み込まれたアンドロイドである主人公が、自分が誰であるのかを探そうとする旅なんだ。サイバーパンクの世界観はキープしつつ、主人公の内面を描いたよ」と説明している。
また、ネオン輝く街に飛び降りた少佐の体が光学迷彩によって景色と融合していくさまや、多脚戦車とのバトルなど、アニメ版を彷彿させるカットも満載。9課メンバーであるトグサの姿、同じく9課メンバーで少佐の相棒でもあるバトーが義眼を取り外した姿、ビートたけし演じる少佐の上司・荒巻の凄みのある表情といったキャスト陣のビジュアルにも注目だ。(編集部・入倉功一)
映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』は4月7日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて全国公開