コブクロ、サラリーマン経験込めて書き下ろし『ちょっと今から仕事やめてくる』主題歌に決定!
累計発行部数60万部を突破する北川恵海の同名ベストセラー小説を、福士蒼汰と工藤阿須加の出演で映画化した『ちょっと今から仕事やめてくる』の主題歌が、人気デュオ・コブクロ(黒田俊介・小渕健太郎)の約1年半ぶりとなる新曲「心」に決定したことが明らかになった。発表に合わせ、ブラック企業務めで疲弊した若者の心に、彼らの歌が寄り添うように流れる予告編も公開された。
「長時間労働」「パワハラ」「自殺」といった重いテーマを軽妙な語り口で扱い、多くの読者の共感を得た人気小説を、『ソロモンの偽証』などの成島出監督が映画化。ブラック企業で働く若者・青山隆(工藤)は、疲労のため駅のホームで意識を失い電車にはねられそうになったところを、幼馴染みのヤマモト(福士)と名乗る、見知らぬ男に助けられる。いつでも爽やかな笑顔で彼に接するヤマモトのおかげで次第に明るさを取り戻していく青山だったが、ある日、ヤマモトが3年前に自殺していたことを知る……。
コブクロの小渕には、18歳から4年間、サラリーマンとして働いていた過去がある。外回りの営業職だったという小渕は、「働く事で自分を知り、楽しい経験も多くあった」という一方で、「心はボロボロ、身体だけで出社している様な日もあった」と当時を振り返り、「『心と生きること』それが、自分の人生を変えるという事をこの曲を通して、感じてもらえたら嬉しいです」と語る。
リアルな体験を込めて書き下ろされた楽曲に福士は「映画を包み込んでくれるような優しい歌で、感動しました。登場人物の心にそっと寄り添うように書かれた詩が演じ手の僕の心にも届き、聴いていて心地よかったです」と感激。工藤も感動で涙したといい、「暗闇の中から抜け出せずに、小さな光を探しもがき苦しむ人々、誰しもが心に持っていて、表には出せない感情が詰まっているメロディ。映画を観てくれた人に、一歩を踏み出す勇気をくれる優しく強い楽曲だと思いました」と語っている。
予告編に映し出されているのは、「このタコ!」と勤め先の上司から叱責され、土下座を強要され、疲弊していく青山の姿。そんな彼を、ヤマモトの笑顔が明るくしていく。コブクロの歌をバックに「仕事変えた方がええんちゃうか?」「人生は誰のためにあると思う? お前を大切に思っている人のためや」と投げかけるヤマモトの言葉は、青山だけでなく、全ての働く若者に向けられているかのようだ。(編集部・入倉功一)
映画『ちょっと今から仕事やめてくる』は5月27日より全国東宝系にて公開
コブクロ、ニューシングル「心」は5月24日発売