スネ夫の髪型が立体的!ドラえもんの世界が本格的舞台でよみがえる!
舞台「ドラえもん のび太とアニマル惑星(プラネット)」の囲み取材が25日に都内で行われ、小越勇輝(のび太役)、樋口日奈(しずかちゃん役)、皇希(ジャイアン役)、陳内将(スネ夫役)、佃井皆美(チッポ役)、鴻上尚史(演出)が出席した。
本作は藤子・F・不二雄原作の同名映画を基に、2008年に舞台化したものの再演。ドラえもん大長編シリーズの中でも、環境問題をクローズアップしたメッセージ性の強い物語になっている。
この日は実際の衣装もお披露目し、ミュージカル「テニスの王子様」の越前リョーマ役でも知られる小越は、「劇場に入って衣装を着てメイクをしてみると、照明や音響やいろいろなものに助けられてさらにキャラクターが濃くなっていくと感じたので、どういう風に(観客に)受け入れていただけるのかドキドキワクワクしています」と気合十分。
スネ夫役の陳内は「これが舞台版のスネ夫の髪型でございます」と立体的な髪型をユーモアたっぷりに角度を変えながら披露し、「髪型をどうしようか考えていましたけど、メイクさんが素晴らしい髪型を作っていただいたので、お客さまもまずは見た目からドラえもんワールドに入っていただけると思います」とアピールした。
また、ランドセル姿も披露するしずかちゃん役の樋口が「周りを見てもドラえもんの世界になっていて本当にドキドキしかないので、お客さんにもこの世界を一緒に楽しんでもらえたらいいなと思います」と笑顔で話せば、ジャイアン役の皇希は「衣装的に一番テンションが上がっているのは僕だと思っています。精一杯のび太をいじめたいと思います」とやる気満々。チッポ役の佃井は「アニマル惑星のみんながすごいです。たくさんの動物たちが出てくるので、見た目だけでも楽しんでいただけるのではないかと思います」と見どころを語った。
キャスト陣について小越は「真面目でとても役づくりをしようとしてくれています」と称え、内容については「デパートの屋上でやっているような軽いものと思われる方もいらっしゃるかもしれないですが、原作がちゃんとしたドラマになっているので、その物語を伝えようと若いキャストと取り組んでいます」と力強く話した。(取材・文:中村好伸)
舞台「ドラえもん のび太とアニマル惑星(プラネット)」は東京・サンシャイン劇場ほかにて上演