アメリカ版スーパー戦隊に出演した5人が集結!ウラ側を明かす
話題作『パワーレンジャー』(7月15日 日本公開)についてデイカー・モンゴメリー、ベッキー・G、RJ・サイラー、ナオミ・スコット、ルディ・リンが、3月20日(現地時間)ニューヨークのAOL開催のイベントで語った。
本作は、日本の人気シリーズ『スーパー戦隊』の英語版で、アメリカをはじめとする世界各国で放送されているシリーズの劇場版。小さな町“エンジェル・グローブ”に暮らすジェイソン(デイカー)、キンバリー(ナオミ)、ビリー(RJ)、ザック(ルディ)、トリニー(ベッキー)の平凡な5人の高校生は、かつて「パワーレンジャー」の一人だったゾードン(ブライアン・クランストン)によって超人的な力を与えられ、新たな「パワーレンジャー」として、地球に迫る脅威に立ち向かう。『プロジェクト・アルマナック』のディーン・イズラライトが監督を務めた。
イエロー・レンジャーを演じた歌手のベッキー・Gは「わたしがオーディションの知らせを受けたときはツアー中で、それが何のオーディションかは知らなかった。それが、『パワーレンジャー』のオーディションで、キャスティングディレクターから『わたしのテープを見た』と言われたときは驚いたわ」とコメント。そのときにイズラライト監督と意気投合してキャスティングされたという。
国際色豊かな俳優陣はいかに仲間意識を育てていったのか。ブルー・レンジャー役のRJは「僕のバンクーバーの自宅で5人でセリフの読み合わせを行ったときに、デイカーが僕らの即興や演技のアイデアをまとめ上げてくれた。その2、3時間で僕らは笑ったり、泣いたりしながら絆を深めたんだ」と明かした。
役づくりについて、ピンク・レンジャー役のナオミは「観客は象徴的なヒーローのスーツよりも、キャラクターに結びつきを感じるため、キンバリーを演じることに徹したの」とコメント。一方、高校生役のために実際に母校を訪れたというブラック・レンジャー役のルディは「高校へ行ったら、2人の学生が近づいてきて『転校生かい?』と聞いてきた。僕は『ニューヨークから来たんだ』とうそをつくと、彼らは僕をカフェに案内してくれたんだ。すると当時の先生に会って、『ルディ、お前まだこの学校にいたのか』と言われたよ(笑)」と笑わせた。
最後にレッド・レンジャーを演じたデイカーは、ゾードン役でテレビドラマ「ブレイキング・バッド」で知られるブライアンについて、「撮影中、ゾードンを誰が演じるのか知りたがっていたら、撮影最後の方でブライアンであるとわかったんだ」と語った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)