ダニエル・クレイグ、『007』ボンド続投の準備はできている
映画『007』シリーズでジェームズ・ボンド役からの降板騒動で話題を呼んでいた俳優のダニエル・クレイグだったが、ついに続投する準備ができたようだと Page Six が報じている。
ダニエルは、シリーズ第21作『007/カジノ・ロワイヤル』から6代目ボンドとして人気を集めてきた。しかし、『007 スペクター』(2015)のプロモーション中に、再びボンドを演じるくらいであれば「手首を切った方がマシ」という衝撃発言で、続投にかなり後ろ向きなことが露呈し、ファンを驚かせた。
それからというもの、次期ボンドを務める俳優は一体誰なのか、お茶の間の関心をさらってきたが、昨年10月になっても製作陣は依然としてダニエルを第1候補に考えていると報じられると、直後にダニエル自身も続投に乗り気であることが伝えられていた。
そして今回、複数の情報筋が同サイトに語ったところによると、プロデューサーのバーバラ・ブロッコリがまさに、ダニエルにもう一度ボンドを演じないか説得しているところなのだという。バーバラがプロデュースしたオフ・ブロードウェイの舞台「オセロ」で、『グローリー/明日への行進』のデヴィッド・オイェロウォと共演し、高い評価を得たばかりのダニエルにとって、かなり絶妙なタイミングでのアプローチとなっているそうだ。ある情報筋は「ダニエルはバーバラがプロデュースした『オセロ』で、とてもいい時を過ごしました。これで彼は、最後のボンドを演じる準備ができていることでしょう」と様子を明かす。
そのほかのソースも「ダニエルは、『オセロ』が上手くいき、素晴らしい評価を受けたことにとても喜んでいます。今、ダニエルとバーバラの交渉は、とても良い方向に向かっています。彼らには脚本があり、(『007』シリーズの複数作品を手掛けてきた)脚本化コンビのニール・パーヴィスとロバート・ウェイドが執筆中なんですが、ダニエルが続投すると決めたらすぐにでも撮影に取り掛かるつもりですよ」と語っている。
同じ情報筋は、次期ボンドとして呼び声が高かったトム・ヒドルストンについても言及。「それに加えて、バーバラ・ブロッコリはトム・ヒドルストンのことが好きじゃなかったんです。彼には少し気取っているようなところがあって、ジェームズ・ボンドを演じられるほどタフじゃないと思ったそうです」。テイラー・スウィフトとの束の間の熱愛報道などが、トムヒをボンド役から遠ざけたとも言われていたが、トムヒのボンドは実現しない方向と言えそうだ。ダニエルが正式に続投の契約を結んだというニュースを心待ちにしたい。(編集部・石神恵美子)