木村拓哉『無限の住人』カンヌで公式上映決定!<コメントあり>
第70回カンヌ国際映画祭
木村拓哉主演×三池崇史監督で人気コミックを実写映画化した新作映画『無限の住人』が、フランスで開催される第70回カンヌ国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に正式出品されることが決定。木村にとって出演作が同映画祭で上映されるのは、2004年のウォン・カーウァイ監督作『2046』(コンペティション部門)以来13年ぶり、邦画・主演作としては今回が初めて。
世界三大映画祭(カンヌ・ベネチア・ベルリン)としても、2007年に山田洋次監督作『武士の一分(いちぶん)』が公式上映されて以来の正式出品。今回の朗報を受けて、木村は「今回の知らせを、三池監督から直接電話で聞けた時には本当に嬉しかったです! 海外の方がどう受け取って下さるのかが、とても興味深いですが、『1つの作品』として招待して頂ける事に本当に感謝します」と喜びのコメントを寄せている。
一方、『十三人の刺客』(2010)がベネチア国際映画祭に、『藁の楯 わらのたて』(2013)がカンヌ国際映画祭に選出されるなど、世界三大映画祭の常連である三池監督にとっては、今回が『極道大戦争』(2015)以来2年ぶり6本目となるカンヌ国際映画祭での正式上映となる。三池監督は「不死身の男=万次(木村拓哉)が、カンヌから世界に飛び立つことになりました。最高です。ありがとう」と感謝を述べた。そしてヒロインを務めた杉咲花にとっては、今回が初の世界三大映画祭出品作に。第70回カンヌ国際映画祭は5月17~28日(現地時間)に開催されるが、本作キャスト・スタッフの渡航は未定だという。
本作は、1993年から2012年に「月刊アフタヌーン」(講談社刊)で連載され、国内外で高い評価を受ける沙村広明の人気コミックを実写映画化した“ぶった斬り”アクション。無為に生きる不死身の剣士・万次(木村)と、復讐のために彼を用心棒として雇った少女・凜(杉咲)が、壮絶な戦いに身を投じる姿を描く。木村、杉咲のほかに、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香ら豪華キャストが集結しており、オール京都ロケで全キャストが全編ノースタントで挑んだというド迫力アクションと、残酷かつ躍動感あふれる映像に注目したい作品になっている。(編集部・石神恵美子)
映画『無限の住人』は4月29日より全国公開