“慶應ガール”芦田愛菜、進学後初イベント「いい生徒」と池上彰も絶賛
猛勉強の末に受験を突破し、今春から慶應義塾中等部に通う女優の芦田愛菜が18日、都内で行われた映画『バーニング・オーシャン』公開直前イベントに登場。合格後、初の公の場とあって観客から盛大な拍手と祝福の声を受けた芦田は、「ありがとうございます」と弾ける笑顔を見せた。
この日はジャーナリストの池上彰も登壇し、2010年にメキシコ湾沖合で実際に起きた原油流出事故を基に、現場に閉じ込められた作業員たちの脱出劇を壮大なスケールで描いた同作の見どころや、題材となった史上最大の人災事故を徹底解説した。
「今日は池上さんに解説してもらうのを楽しみにしてきました」と勉強好きの一面をのぞかせて意気込む芦田は、池上の矢継ぎ早な解説にも、すべて納得しながら聞き入っている様子。初めて知ることも多かったようで、「石油は地下で黒い液体として存在しているわけではなく、何千気圧もの圧力で石の中に閉じ込められているから石の油と書く」「本事故が、人命を失わせただけでなく、漁業に携わる人々の補償問題、さらには世界規模の自然破壊に繋がることから史上最大の人災事故と言われている」ことなどに、観客と共に「へ~!」と驚きの声を上げていた。
イベントは予定の時間を少しオーバーして終了。芦田は「映画を観て疑問に思った部分もありましたが、事件の背景やその後の被害の大きさまで説明していただき、より深くわかったので、また見直したいと思いました」と満足気。また、「絶対に防げなかったことではなくて、おかしいと思った時に行動していれば何かが変わったんじゃないかな。安全は『多分』大丈夫じゃなくて、『絶対』大丈夫じゃなきゃいけないと感じました」と満点の感想を述べた。
そんな芦田の立派な意見に客席からは感心の声が漏れ、池上も「『はい』と頷くだけではなく、『もっと知りたい光線』を出すから、こういういい生徒がいるとついのっちゃう。素晴らしい聞き手」と絶賛していた。(取材/錦怜那)
映画『バーニング・オーシャン』は4月21日より全国公開