撮影中自らを殴って気合入れ!『ジョジョ』主演・山崎賢人の意気込み
昨年11月に行われた『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』の撮影現場取材会では、主人公の東方仗助と虹村兄弟の戦闘シーンの撮影が取材陣の前に披露された。虹村形兆(岡田将生)との戦いで疲弊する仗助を演じる山崎賢人は、時折カメラが回る前に、自身の体を何度もグーでたたきつける姿を見せていた。この意図について本人が語った。
本作は荒木飛呂彦による超人気コミックの実写化作品。それだけに並々ならぬプレッシャーを抱きながらも、山崎は座長を務めている。今回撮影されたシーンは『ジョジョ』に登場する特殊能力「スタンド」同士で、バトルが繰り広げられる場面。山崎は撮影前に自らをグーで殴っていた理由について「気合を入れていました」と説明する。彼いわく「(実際には)銃やミサイルもうたれていませんし、スタンドも見えないですし。それで(痛みなどを)確かめるという“気合”を入れていました」とのこと。また別のシーンの撮影に入る際にも、自ら“気合”を入れることがあるという。
ジョジョならではのスタンドバトルの撮影では、ほかにどのような点に気を付けているのか。山崎は「スタンドと本体は一心同体のようなもので、スタンドがダメージを受けたら本体もダメージを受ける。だから戦う時も自分が戦うと思って、自分もスタンドの動きをしてから本番に臨んでいます」と話す。また『ジョジョ』では、キャラクターに入り込むための髪型のセットも大事にしているのだそう。「かなりグレートな髪形なので、すごく気に入っていて。この髪型をセットして朝、仗助になると『よし』と気合が入ります」。
「ジョジョの世界を一日一日ワクワクしながら、壁にぶち当たりながら、壁をぶっ壊しながらやっています!」と日々の撮影への意気込みを明かしていた山崎。この日は形兆のスタンドと対峙し、山崎演じる仗助は仲間の広瀬康一(神木隆之介)に向かって「康一! 隠れろ!」と叫ぶシーンも公開された。相棒役の神木は「(オールバックだと)のびのびと目の表情まで芝居ができる」と話していたが、この時の二人の表情は、確かに目を含めた顔の筋肉すべてを活用して作り込まれていた。出演者たちの気合は常に現場に満たされているようだ。(編集部・井本早紀)
『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は8月4日より全国公開
※山崎賢人の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記