福士蒼汰、意外に根は…人見知り発言に周りがしんみり
9日、都内で行われた映画『ちょっと今から仕事やめてくる』の完成披露試写会に出席した俳優の福士蒼汰が、映画のタイトルに絡めた「今○○をやめてくる」のトーク中に、「人見知りをやめたい」とコメント。「僕は実は人見知り。自分にそれほど自信がなくて……主役じゃないと人に話し掛けられない。主役だと『話さなきゃ』っていうのがあるんですけど、そうでない場所だと話し掛けられなくて。今回演じたヤマモトみたいに人の心にさっと入れる人になりたい」と話して会場をどよめかせた。
累計発行部数50万部を突破した北川恵海の同名ベストセラー小説を映画化した本作。この日の壇上には、主演の福士のほか、工藤阿須加、黒木華、小池栄子、吉田鋼太郎、メガホンを取った成島出監督が現れた。キャスト、監督が一人ずつ今やめたいことをフリップに書き込んで和やかにトークが進行していく中で、福士は「ちょっと今から人見知りやめてくる」とちょっぴりネガティブな告白。彼の言葉に周囲も一瞬しんみりとなったが、すかさず小池がフォロー。「それ、主役しかやらないってこと?」と空気を一変させる突っ込みで会場を笑わせた。
また小池は過去の福士との共演を振り返りつつ、「気さくにしゃべっている印象だよ」とエールも忘れず。それでも福士は「実は治りかけているけど、完全にやめたいなって。でもやめられるかどうかわからない」と自信なさげ。その様子に会場の女性ファンからは「かわいい!」という声が飛んでいた。
福士は本作で初共演した工藤の印象についても触れ、「さわやかに元気という印象。体育会系のハキハキしたイメージがありました」と明かす。すると工藤も「僕は『あ、福士蒼汰が目の前にいる』ってうれしかった。同じくさわやかで、あ、これは女の子はやられるなって」と福士の魅力を紹介。さらに工藤は、福士との距離を縮めたい一心で自宅に誘ってたこ焼きパーティーを開いたという。工藤は「僕がたこ焼き担当。福士くんは僕のベッドで横になっていました」とうれしそうに振り返っていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『ちょっと今から仕事やめてくる』は5月27日より全国公開