『ターミネーター2』3D版、日本で全世界最速公開へ
アーノルド・シュワルツェネッガー主演の大ヒット作『ターミネーター2』を3D鑑賞に対応させた映画『ターミネーター2 3D』の日本公開日が、8月11日に決定。本国アメリカや他国に先駆けて、日本で全世界最速劇場公開されることが明らかになった。
【画像】美少年と言われていた『ターミネーター2』ジョン役俳優
『ターミネーター2』の3D化プロジェクトは、監督であるジェームズ・キャメロンが設立した映画製作会社ライトストームと、DMGエンターテインメント、スタジオカナルによって開始。『タイタニック』の3D化を担当し、現在は『アバター』の続編にも携わっているライトストームのチームが、最先端の技術を使い現在の3D上映作品と劣らない高画質を実現したという。
キャメロン監督は「『タイタニック』の3D化のプロジェクトの時から、次に3D化すべき作品は『ターミネーター2』だと思っていた。四半世紀も前の映画だが、人々の記憶に残る、とても象徴的な作品だと思ったからだ」とコメント。また「それに手法の面から見て、カメラの動き方、ショットの構成の仕方などを考えても、『ターミネーター2』の映像なら3Dにうまく変換できると思った。それに初公開から25年後に劇場のスクリーンで観るのも、おもしろいと思ったんだ。この映画をビデオやブルーレイやDVDでしか知らない世代が大勢いる。だから、劇場で『ターミネーター2』のすべてを体験してほしい」とも語っている。
『ターミネーター2』は、第1作『ターミネーター』でのサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)とターミネーターの死闘から10年後を舞台にした物語。自我が目覚めたコンピューターと人間の戦争が勃発する未来を知ってしまったサラは、精神病患者として警察病院へ収監されてしまい、息子のジョン(エドワード・ファーロング)は養父母の下に引き取られていた。ある日、今度はジョンを守るために、時空を超えてT-800型(シュワルツェネッガー)が再び送り込まれる。(編集部・井本早紀)