藤原竜也、殺人犯役ばかりで自虐発言
俳優の藤原竜也が25日に大阪市内で行われた映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』の舞台挨拶に登壇し、『DEATH NOTE デスノート』をはじめ『藁の楯 わらのたて』『MONSTERZ モンスターズ』など殺人者役の多い昨今に自虐的な発言をする一幕があった。この日は監督の入江悠も登壇した。
本作は2012年の韓国映画『殺人の告白』に基づき、『SR サイタマノラッパー』シリーズの入江悠監督がメガホンを取ったクライムサスペンス。1995年に発生した連続殺人事件の犯人が2017年に突如現れたことから新たな事件へ発展していく姿を活写する。犯人を名乗る男・曽根崎を藤原竜也が、事件発生時から犯人を追い続ける刑事・牧村を伊藤英明が演じる。
イベントに集まったファンを前に藤原は「これほど宣伝しづらい映画はなくてですね……」と切り出すと、「皆さんの中には“また殺人犯役か!”と思っている方もいるかもしれませんが」と自嘲的にコメント。また司会者から「藤原さんは個性的な役柄が多い印象がありますが……」と聞かれた入江監督が「それはクズっぽい役が多いってことですか?」と答え、藤原が思わず噴き出してしまう場面も。
舞台挨拶の最後で藤原は「映画では1995年の事件を現代の人々が解決していく姿が描かれますが、僕はこれを“リバース”と呼んでいます」とコメント。主演映画の舞台挨拶でちゃっかり放送中のテレビドラマ「リバース」(※現在と過去を交錯させながら10年前に起きた殺人事件が紐解かれていく湊かなえ原作のサスペンス)の宣伝まで行いファンの笑いを誘っていた。(取材/スズキヒロシ)
映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』は6月10日より全国公開