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ロバート・パティンソン史上最高の演技!東京国際映画祭グランプリ受賞の兄弟新作が高評価

第70回カンヌ国際映画祭

ロバート・パティンソンが生き生きしていてうれしい - 第70回カンヌ国際映画祭フォトコールにて
ロバート・パティンソンが生き生きしていてうれしい - 第70回カンヌ国際映画祭フォトコールにて - Pascal Le Segretain / Getty Images

 現地時間25日、第70回カンヌ国際映画祭でニューヨークを舞台にしたロバート・パティンソン主演のクライムドラマ『グッド・タイム(原題) / Good Time』がお披露目され、彼のキャリア史上最高の演技だと早くも評判を呼んでいる。

【フォトギャラリー】いい笑顔!会見でのロバート・パティンソン

 コンペティション部門に出品されている本作でロバートが演じたのは、精神障害のある弟がいるコニー。二人で銀行強盗をするものの弟だけが逮捕されてしまい……。弟を助け出そうとニューヨークのアンダーワールドを疾走し、深みにはまっていくコニーの一夜を描く。『トワイライト』シリーズのイケメンぶりで人気を博したロバートが、振る舞いからアクセントまでニューヨークの下層で生きる男そのものに。コニーの過去についてはほとんど説明されないものの、その存在自体で彼の人生を語るという圧巻の演技を見せている。

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 メガホンを取ったのは、第27回東京国際映画祭で最高賞にあたる東京グランプリを獲得した『神様なんかくそくらえ』のジョシュア&ベニー・サフディ兄弟(ベニーはコニーの弟役も担当)。同日行われた会見でロバートは出演経緯について「『神様なんかくそくらえ』のポスターを見て、これだと思った」と自らサフディ兄弟に連絡したと明かす。1年間かけてどんどん変化する脚本について話し合い、撮影の2か月前からはジョシュアと実際にニューヨークに住むなど、時間をかけて取り組んだという。

 そして、撮影も実際にニューヨークにてゲリラスタイルで行われた。「僕が心配したのは、人々に見つかったり、パパラッチにバレたりして、撮影がダメになること。だから、人込みの中に消えるように努めた。でも、メイクであばた面にしたら、誰も気付かないんだ。全シーンをニューヨークのストリートで撮影したんだけど、誰一人として携帯で写真を撮ってくる人はいなかった! すぐそばに35ミリカメラがあってもそうなんだ」と顔をくしゃくしゃにして愉快そうに振り返った。

 本作で最高の演技を披露しただけに、今後目指すところについての質問も上がった。ロバートは「予定を立てるのは普通、次の年までなんだ。この次は、クレール・ドニ監督(『ショコラ』)との仕事をする。後はアントニオ・カンポス監督(『クリスティーン(原題) / Christine』)、デヴィッド・ミショッド監督(『奪還者』)、シーロ・ゲーラ監督(『彷徨える河』)……。あ、最後のは取り消しで」と口を滑らせてしまい、ジョシュアに「いや、もう遅いでしょ(笑)」と突っ込まれていた。(編集部・市川遥)

第70回カンヌ国際映画祭は現地時間28日まで開催

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