大丈夫?ハン・ソロ主人公『スター・ウォーズ』新作から監督降板…2月から撮影してきたけど「創造上の相違」
『スター・ウォーズ』シリーズのハン・ソロを主人公にした新作スピンオフ映画から、監督コンビ、フィル・ロード&クリス・ミラー(『LEGO(R)ムービー』)が降板した。ルーカスフィルムが発表した。
社長のキャスリーン・ケネディは「フィル・ロードとクリス・ミラーは才能あるフィルムメイカーで、素晴らしいキャストとクルーを束ねてきましたが、われわれにはこの映画についての創造上の相違があることが明らかになり、袂を分かつことに決めました。新しい監督は近日中に発表します」とコメント。
ロード&ミラーも「残念なことに、僕たちのビジョンとプロセスは、この映画に関わるパートナーたちと合いませんでした。僕らは普通なら『創造上の相違』という言葉は好きではないのですが(注:誰かしらが降板するときの当たり障りのない理由としてよく使われる)、今回は本当にそうなんです。僕たちのキャストおよびクルーの、世界レベルの素晴らしい仕事を本当に誇りに思っています」と声明を出した。
大作における監督の降板はよくあることだが、本作は2月から撮影が始まっており、すでに4か月が経過しているとあって動揺が広がっている。The Hollywood Reporter が関係者の話として報じたところによると、撮影はあと数週間分残っているほか、この夏の終わりにも撮り直しを行う予定だという。公開日は2018年5月(全米公開)のまま変わっていない。
シリーズ第1作『スター・ウォーズ』以前を舞台にした本作が追うのは、若きハン・ソロと相棒チューバッカの冒険で、悪友ランド・カルリジアンとの出会いも描かれることになる。ハリソン・フォードとビリー・ディー・ウィリアムズが演じてきたハン&ランドを演じるのは、『ヘイル、シーザー!』のオールデン・エアエンライクと『オデッセイ』のドナルド・グローヴァーだ。(編集部・市川遥)