トムハ主演『ヴェノム』に“第3のスパイダーマン”凶悪カーネイジが登場へ
トム・ハーディ主演で、スパイダーマンの宿敵ヴェノムに迫る新作スピンオフ映画『ヴェノム(仮題)/ Venom』(2018年10月5日全米公開予定)に、スパイダーマンとヴェノムを凌駕する能力の持ち主である凶悪ヴィラン、カーネイジが登場すると The Hollywood Reporter が報じた。
スパイダーマンの能力を記憶した地球外の寄生体シンビオートが人間に寄生して誕生したヴィランがヴェノム。スパイダーマンの能力を完全に受け継いでいるため、“第2のスパイダーマン”とも呼ばれ、スパイダーマンの好敵手にして、ダークヒーロー的存在でもある。サム・ライミ監督が手掛けた映画『スパイダーマン3』(2007)にも登場しており、シリーズ屈指の人気を誇る悪役だ。
そして今回、そのヴェノムの敵役として登場することが明らかになったのが、“第3のスパイダーマン”とも言える凶悪極まりないヴィランのカーネイジだ。“大虐殺”という意味の名を持つカーネイジは、ヴェノムの一部であったシンビオートが、連続殺人鬼に寄生したことで生まれた。残虐非道な宿主とシンビオートの好相性により、スパイダーマンやヴェノムを上回る戦闘力を誇っており、クモの糸を槍や斧にして投げ飛ばすこともできる。
米ソニー・ピクチャーズは、マーベルスタジオと手を組んだ『スパイダーマン:ホームカミング』とは別に、本作を皮切りにした独自のスパイダーマン・ユニバースを展開する予定で、どちらも女性ヒーローであるブラックキャット&シルバー・セーブルを主人公にしたスピンオフ作品の企画も進めている。同作には、狩人のクレイヴン・ザ・ハンターと元特撮技術者のミステリオが悪役として出演することも明らかになった。米ソニーは過去に「スパイダーマン」シリーズの犯罪組織「シニスター・シックス」をテーマにしたスピンオフ映画を企画していたものの、流れてしまったことがある。新たに始まるユニバースで登場が決まっているヴァルチャー、クレイヴン・ザ・ハンター、ミステリオは、シニスター・シックスのメンバーであることから、米ソニーは再挑戦をもくろんでいるのかもしれない。(編集部・石神恵美子)