ちょっとそれ古いかも?ハートマークを作る仕草で世代バレる
文乃ゆきのコミックを基に、難聴の大学生とその友人が織り成す掛け替えのない日々を描く青春映画『ひだまりが聴こえる』の初日舞台あいさつが24日、都内で行われ、キャストの多和田秀弥、小野寺晃良、三津谷亮が世代間ギャップや、互いの精神年齢を比較し合うトークで会場を盛り上げた。
多和田が1993年生まれ、小野寺が1999年生まれ、三津谷が1988年生まれと実年齢はバラバラの3人。だが劇中、小野寺と三津谷は一回りも歳が違うのに同級生役を務めた。三津谷は照れ笑いで「会話に関してはジェネレーションギャップがあったと思います」と切り出すと、撮影の合間、両手でハートマークを作る仕草をしてみせたところ、年下の小野寺から「三津谷君の動きちょっと古いよ」と鋭い突っ込みを受けたとため息を漏らす。
小野寺の世代では親指と人差し指をクロスさせてハートを作る「指ハート」が主流だといい、三津谷はショックを受けるも「せっかくの機会だから逆に吸収してやろう」と奮闘したそう。小野寺はそんな三津谷の姿勢に「エネルギーを感じた」と明かすも、「(吸収というより)吸い付いてやろうっていう感じだった」と冷静に分析していた。
さらに小野寺は「三津谷さんはお兄さんという感じがしなかった」と話すと、「カメラが回っていても回っていなくてもわちゃわちゃしてくる。一回り違うとは思えなかった」とニヤニヤ。それとは対照的に多和田は「すごいお兄さんだった」といい、三津谷も「俺も多和田ちゃんはお兄ちゃんだと思った」と同調。実年齢は三津谷が一番上だが、「たぶん一番末っ子が俺だった」と自虐的に話して会場の笑いを誘っていた。この日の舞台あいさつには上條大輔監督も出席した。(取材・文:名鹿祥史)
映画『ひだまりが聴こえる』は池袋HUMAXシネマズにて公開中 全国順次公開