『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』ミカエル・ニクヴィストさん、肺がんで死去 56歳
映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』シリーズなどで知られるスウェーデン人俳優ミカエル・ニクヴィストさんが肺がんのため亡くなった。56歳だった。
【写真】『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』のミカエルさん
「ミカエル・ニクヴィストの代理人たちと家族を代表して、愛するミカエルが長きにわたる肺がんとの闘いの末、家族に囲まれながら静かに息を引き取ったことを残念ながらご報告します。彼はスウェーデンで最も尊敬され、熟練した俳優の一人でした」と代理人の一人がPeopleなどに発表。彼の魅力とカリスマ性は否定しがたく、一緒に仕事をした人は彼がいかに演技を愛していたかを感じ取れたはずだと続けている。
30年にわたり俳優として活躍したミカエルさんは、スティーグ・ラーソンさん原作の『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』シリーズでジャーナリストのミカエルを演じて世界的に知られるようになり、その後、『ジョン・ウィック』『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』『コロニア』などに出演。今年米公開予定のジェラルド・バトラー、ゲイリー・オールドマン共演の映画『ハンター・キラー(原題)/ Hunter Killer』にも出演している。
2010年には自伝「ジャスト・アフター・ドリーミング(原題)/ Just After Dreaming」を出版し、子供時代や演劇学校の思い出を執筆。また、赤ん坊で養子に出された彼が、30歳の時に本当の両親を捜し出した詳細についても書かれており、スウェーデンで高く評価されていた。(澤田理沙)