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俳優引退ダニエル・デイ=ルイス、今後はファッションデザイナー目指す

大工、靴職人、今度はファッションデザイナー
大工、靴職人、今度はファッションデザイナー - Jennifer Graylock / FilmMagic / Getty Images

 3度のアカデミー賞主演男優賞に輝いた唯一の俳優でありながら、先週に突如、引退を発表したダニエル・デイ=ルイス(60)が、今後はファッションデザイナーを目指すようだ。Page Six が報じている。

ダニエルが実在の人物に!『リンカーン』【写真】

 先週20日に広報を通じて俳優引退を発表したダニエルにとって、『リンカーン』以来5年ぶりに主演する新作『ファントム・スレッド(仮題) / Phantom Thread』(12月25日全米公開予定)が最後の作品となる。同作は『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・トーマス・アンダーソン監督と再タッグを組んだ注目作で、1950年代のロンドンを舞台に、ダニエルは上流社会向けのファッションデザイナーを演じた。

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 ある情報筋は Page Six に対して、「彼はかなりのメソッドアクターですよ。役づくりに3年もかける人ですからね。彼は(新作で)大成功を収めて引退したいと友人たちに話していました」と語っている。ダニエルは、実生活でも役に成りきる“メソッドアクター”として知られ、今回、ファッションデザイナーを演じたことで、その道に開眼したのだという。今後はファッションデザイナーを目指すそうだ。

 ダニエルは1990年後半にも、半引退状態となって大好きな大工仕事に精を出したり、イタリアのフィレンツェに移り住んで靴職人を目指したことがある。マーティン・スコセッシ監督から『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)への出演オファーを受けて、ようやく俳優業に復帰した。

 寡作でありながら『マイ・レフトフット』(1989)、『父の祈りを』(1993)、『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2001)、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007)、『リンカーン』(2012)と5度にわたってアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、そのうち『マイ・レフトフット』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『リンカーン』で受賞。誰もがその実力を認める俳優の一人だ。(編集部・石神恵美子)

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