打ち切られた「センス8」2時間フィナーレ製作へ
第2シーズンでキャンセルされ、復活はないと断言されていたNetflixドラマ「センス8」が、ファンの強い要望で2時間のフィナーレ製作にこぎつけたとクリエイターの一人ラナ・ウォシャウスキーがFacebookで明らかにした。
ラナは「センス8ファミリー」に宛てた手紙を投稿。番組がキャンセルされた後、ファンからの愛と悲しみの声のすごさにメールを開けられない日も多く、重度なうつ状態になったこと、「センス8」ほど一生懸命に、全身全霊を注いだプロジェクトは過去になく、キャンセルされたことに、ものすごいむなしさを感じたことを明かしている。また、キャンセルにより、数多くの不可能を可能にしくれた、素晴らしいスタッフが抱いた失望感、全力以上を投じてくれた俳優陣が感じた悲しさ、そして何よりもファンの心痛をラナはすべて感じ、打ちのめされていたという。
「どうにかできないの?」といろいろな友達から電話をもらったそうだが、自分一人ではどうしようもないのが現実だったそう。ところが、ファンの愛で「センス8」が復活することになり、ドラマのキャラクターと同じように自分は一人ではないということに気づかされたという。
「わたしとNetflixは喜んで(本当よ。彼らもわたしたちと同じくらい番組を気に入ってくれていたけど、(続けるには)困難な視聴率だっただけ)ここに発表します。来年、2時間スペシャルをお届けします。その後は……。今回の経験から学んだことは、この先がどうなるかは誰もわからないということです。みんな、ありがとう。さあ、ウォルフガングに何が起こるのかを見ましょう」と締めくくっている。
「センス8」の第2シーズンはウォルフガング(マックス・リーメルト)が敵に捕まった状態で、さあこれから全面戦争というところで終わっていた。また愛し合っているウォルフガングとカラ(ティナ・デサイ)がもう少しで現実世界で会える状態だったため、2時間スペシャルでストーリーがどう展開するのか期待は高まる。(澤田理沙)