“新旧ブレードランナー”がにらみ合う!続編場面写真
巨匠リドリー・スコットが発表した伝説的SF映画の続編『ブレードランナー2049』から、ライアン・ゴズリングとハリソン・フォードの2人が演じる“新旧ブレードランナー”がにらみ合う場面写真が公開された。本日7月10日は1982年に『ブレードランナー』が日本で公開初日を迎えた日でもある。
前作では2019年のロサンゼルスが舞台となり、過酷な宇宙開拓から逃亡して人間社会に紛れ込んだアンドロイド、レプリカントを追う専門捜査官“ブレードランナー”の一員デッカード(ハリソン)の葛藤が映し出された。その30年後を描く続編は、『ラ・ラ・ランド』で世界中を魅了したばかりのライアンが新人ブレードランナーの“K”にふんし、30年間行方不明だったデッカードを探し出すところから始まる。
この度お披露目された場面写真では、未来感あふれる飲食店のような場所でデッカードと“K”が対峙。デッカードは“K”を今にも殴り倒さんばかりの凄みを見せている。35年ぶりにブレードランナーとして戻ってきたハリソンは「30年後(のデッカード)を演じるのは凄く面白かったし、昔の服がピッタリだったのも嬉しかったよ。時を経て、キャラクターを作り上げていくことはとてもやりがいがある」とコメントしている。
「昔の服」という発言も気になるが、いまだにベールに包まれている今作についてハリソンは「デッカードと他のキャラクターの関係性がとても魅力的だ。『2049』では進化したテクノロジーとその社会的影響についても語られている。ストーリー・舞台・キャラクターが興味深く融合しているよ」と紹介して自信をのぞかせている。
一方、「ハリソン・フォードがセットに居なくても、常にそこに居るかのような存在感を感じたよ」と話すライアンは、「(監督が)チームに向かって時々言うんだ『ハリソンがそこに座っているとしよう。彼は満足するかな?』って」と撮影現場を振り返っている。大物ハリウッドスターとの共演にプレッシャーを感じていたようだが、ハリソンはライアンについて「彼は生まれながらの感情的知性を持っていて、彼と仕事ができるのは喜びだった」と語っている。
近未来を描いてカルト的人気を誇る作品の続編は、『メッセージ』『ボーダーライン』などのカナダ人監督ドゥニ・ヴィルヌーヴがメガホンを取っている。(編集部・海江田宗)
映画『ブレードランナー2049』は10月27日より全国公開