佐藤栞里、アフレコ中にセリフを忘れて号泣!『ポケモン』に入れ込みすぎて…
記念すべきシリーズ20作目『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』のゲスト声優に選ばれた、まさしくポケモン世代の本郷奏多と佐藤栞里の二人。佐藤はあまりの感動にアフレコ中に泣いてしまい、中断する場面もあったことを打ち明けた。
【画像】ゲットだぜ!ポーズを決める本郷奏多<インタビューカット>
世界一のポケモンマスターを目指すサトシとピカチュウ。本郷と佐藤はその旅の途中で出会う、ポケモン博士を目指す少年ソウジと男勝りなトレーナー少女、マコトの声をそれぞれ担当している。今回の大抜てきに「演技経験もほとんどないわたしで本当にいいのかな」とびっくりしたという佐藤は喜びもひとしお。
佐藤はアフレコ収録時のエピソードについて、「出会いと別れといった心温まるシーンが多くて、全然、自分が出ている場面じゃないところで気持ちが入りこんでしまい、アフレコ中に涙が止まらなくなってしまいました。自分の出番が来たのに、セリフを言うのもすっかり忘れて『あ、ごめんなさい』と中断してもらうほどでした」と苦笑しつつ、振り返った。
そんな佐藤が声を入れたのは一番最後。その佐藤に「ソウジの声もぴったりで、よかったです」と褒められた本郷は少し照れくさそうに笑う。「僕の時も、サトシとピカチュウの声はすでに入っていたので、ずっと観て、聞いて育ってきたそのままの姿に本当にポケモンの世界にいるんだと実感できて、すごくやりやすかったし、ありがたかったです。やっぱり、ピカチュウはかわいいなとあらためて思いました」と同じくアフレコの興奮を振り返った。
さらに本郷は、シリーズ一作目を劇場に母親と観に行ったという佐藤の話に感化され、「今回は僕がチケットを買って、母親を連れて行きたい」とまさかの親子鑑賞を宣言。驚く周囲に「小っちゃい頃に一緒にポケモンを観ていたお母さんに、自分が出ているポケモンを見せてあげられるなんて、すごい親孝行だと思う」と語る。
これを受け、佐藤も母親同伴で観に行くのかと思いきや、「どうしてもまだ慣れてなくて恥ずかしいので、最初は一人で観に行って、どんな感じか確かめておきたいです(笑)」と意外な答え。「それくらいいまはまだ不安でいっぱいなんです。母を招待するのは、ドキドキに慣れてからですね」と本音を漏らしていた。劇中には出演者の彼らまでも心震わせてしまった、ポケモン世代が思わず涙するであろう名場面も。大人になったいま、あの頃を振り返って、あの頃と同じように両親や友達と一緒に劇場に向かうのも一興かもしれない。(取材・文:高山亜紀)
『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』は全国公開中