1Dハリー・スタイルズ、ノーラン新作だけで俳優やめるかも
クリストファー・ノーラン監督の新作映画『ダンケルク』(日本公開9月9日)で銀幕デビューを果たすワン・ダイレクション(活動休止中)のハリー・スタイルズが、すでに俳優業引退を考えているという。
第2次世界大戦中、フランス・ダンケルクを舞台に、ドイツ軍に包囲された英仏両軍の兵士約40万人の脱出作戦を描く実話巨編の本作で、オーディションを自ら受けて役を勝ち取ったハリー。一般公開前から劇中での彼の演技に称賛の声があがっているものの、本人は「あまりにも早くピークに達してしまった」と感じ、次に出演するときにはこれ以上のパフォーマンスができないのではないかと懸念しているそう。
現地時間13日、ロンドンのレスター・スクエアで行われた本作ワールドプレミアにて、ハリーは「僕のやっていることについて考えているんだ。この作品に参加できて本当にラッキーだったと思っている」「また演技したいと思っているけど、この一作だけになるかもしれない。またやってみたい」「(この作品に出演できて)とても楽しかった。あまりにも早くピークに達してしまったよ! 行き場がないんだ」「クリス(監督)がこの作品を作ると聞いて、絶対観たいとワクワクしていたんだ。正直言うとね。それでただ関わりたいと思っただけなんだ」とコメント。
また、ハリーはノーラン監督の細部へのこだわりにとても感銘を受けたといい、撮影初日にはそれで困ってしまったとも明かす。「撮影初日に、僕の靴ヒモがきちんと結べていないことを(監督に)指摘されたんだ」。さらに「僕の撮影初日は、最悪の天気だったんだよ!」とも嘆いていた。
本作が第2次世界大戦中の救出劇ということについては「この物語はイギリスの歴史において大事なものだ。みんなも僕たちが特別なものをつくっていると思ったと思う」と語っていた。この日のプレミアには、ノーラン監督をはじめ、ケネス・ブラナー、トム・ハーディ、マーク・ライランス、キリアン・マーフィーといったそうそうたる共演者が集結。イギリス王室からヘンリー王子も出席した。(BANG Media International)