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高良健吾、人生を変えてくれた恩師からの「頼もしくなった」に照れ

高良健吾、廣木隆一監督は「自身の人生を変えた人」
高良健吾、廣木隆一監督は「自身の人生を変えた人」

 俳優の高良健吾が15日、都内で行われた映画『彼女の人生は間違いじゃない』の初日舞台あいさつに出席。「自身の人生を変えた人」と公言する廣木隆一監督から「頼もしくなった」と評され、照れるひと幕があった。この日は瀧内公美光石研、主題歌を担当したmegも来場した。

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 『さよなら歌舞伎町』『ヴァイブレータ』などで知られる福島県出身の廣木監督がメガホンを取った本作は、平日は福島の市役所に勤め、週末は夜の仕事をするため東京・渋谷に高速バスで上京する女性が抱く、繊細な心の動きを描き出す。

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 原作は廣木監督自身の処女小説。「自分の小説がこんなにも早く映画になるなんて。うれしくて興奮しています」と笑顔を見せる廣木監督に、光石も「僕は1970年代にこの世界に入ったんですが、廣木組は映画の匂いを残している現場でしたね」と満足げに続けた。

 一方、自身のキャリアの初期に映画『M』で仕事を共にして以来、廣木監督のことを「自身の人生を変えた人」と公言する高良は「廣木さんに習ってきたこととか、他の現場で習ってきたこととか、今まで大切にしてきたこととかを出して、『今の自分はこんな感じです』と示すような現場でした」と撮影を振り返った。そんな高良の姿を見て廣木監督は「ものすごく存在感があって。頼もしくなったな」と誇らしげな表情。高良も照れくさそうに「出会ってから11~12年くらい経っているので、頑張らないとですからね」と付け加えた。

 そして最後に高良は「廣木さんは、福島の現状の中で、残され、生き続ける人たちを優しい目線で描き、映画という表現で戦っているなと思います。こういうすべてを肯定してくれるような優しい作品は(今の時代に)必要かなと思っています」と会場に呼びかけた。(取材・文:壬生智裕)

映画『彼女の人生は間違いじゃない』は全国順次公開中

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