「ドクター・フー」13代目ドクター、初の女性に
ウィンブルドン選手権の男子決勝のあと、BBCが英テレビドラマ「ドクター・フー」の13代目ドクターを紹介する映像を放送し、初の女性ドクターになることが明らかになった。
映像にはフードをかぶって森の中を歩く人物が映され、手には鍵を持っている。フードを取ると女性であることが明らかになり、彼女がターディス(見た目は公衆電話ボックスの移動装置)へと歩いていく姿のあと「13代目ドクター、ジョディ・ウィッテカー」と映し出された。
ジョディは「ブロードチャーチ ~殺意の町~」のベス・ラティマー役で知られる英女優。「(新しいショーランナーの)クリス(・チブナル)、そして地球上の全フーヴィアン(ドクター・フーのファンの総称)と共に、壮大な旅に出ることに興奮しています」とジョディは語り、ドクターを演じられることを非常に光栄に思うと言っている。
BBCのインタビューで彼女は、ファンは女性ドクターであることを怖がらないでほしいともコメント。「今はとてもエキサイティングな時で、『ドクター・フー』は変化が持つエキサイティングな部分を代表する作品だと思うの。ファンは多くの変化を生き抜いてきて、これもその一つ。今までとはちょっと違うけど、怖いものではないわ」と言っている。
彼女にバトンを渡した12代目ドクターのピーター・キャパルディは「彼女はとても個性的でチャーミングな素晴らしい女優です。そして、この特別な役を演じる大きなハートを持っています。最高のドクターになるでしょう」とコメントしている。
「ドクター・フー」は今月、米サンディエゴで開催されるコミコンに参加する予定で、ジョディも出席するものと思われる。(澤田理沙)