声優・梶裕貴、神谷浩史と“同じ文章”を読む収録にプレッシャー!
声優の神谷浩史と梶裕貴が27日、都内で行われた「西尾維新大辞展」オープニングイベントに出席し、梶は展示コーナー用の音声収録で神谷と同一の文章を読まなければならなかったことにプレッシャーを感じたことを明かした。この日は、同じく声優の坂本真綾も登場した。
本展覧会は、西尾維新の作家業15周年を記念した初の展覧会。一冊の辞典をイメージした会場には、「戯言シリーズ」「〈物語〉シリーズ」「忘却探偵シリーズ」を中心に、名セリフ、名場面などが展示されるほか、書き下ろし小説や体験型展示を設置。さらに、音声ガイドはアニメ版キャラクターの豪華声優陣が務めており、西尾ワールドにどっぷり浸れる展覧会となっている。
音声ガイドについて神谷は、「真綾ちゃんと一緒に収録できたので楽しかった」と笑顔を見せるも、索引展示コーナーで流れる音声については、梶と同一文章を読まなければいけないことから「梶くんと同じ文章を読まされる……。梶くんはどうやって読むんだろう」と気になったという。とはいえ、同一文章を読むことを後から聞いたそうで、収録中は特に気負うことはなかったとか。ところが、梶は収録前に聞かされたため、「プレッシャーでした。今から同じ文章を読むんだという緊張感があった」と告白。その言葉を受け、神谷は「良かったです」と安堵し、会場の笑いを誘った。
また、梶は自身が声を担当する「戯言シリーズ」のいーちゃんについて、「西尾先生ご自身が『いーちゃんって感じ悪いよね。文章で読んでいるとそこまで感じなかったけど、声になるとすごいトゲがある』とおっしゃっていた」と明かしつつ、「いーちゃんは他人や自分、人間に興味がないので、何かを教えたり説明したりする展覧会の音声ガイドにはものすごく不向き」と自虐コメントも。しかし、玖渚友役の悠木碧との収録は楽しかったようで、「玖渚と一緒の時間を過ごしているイメージで収録したので、本編の雰囲気とは違った不思議なおもしろさがありました」と振り返った。
そして、梶が「西尾先生の脳内が目に見える形で表現されていて迷子になりそう」と会場を見てまわった感想を語ると、神谷も「(展示物全てが)西尾維新という作家一人の文字から生み出されたと思うと空恐ろしい気持ちになって、圧倒されるという一言に尽きる」と驚きながら、本展をアピールした。(取材:錦怜那)
「西尾維新大辞展」は東京・松屋銀座にて8月7日まで開催