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小栗旬、ド緊張の若手をあたたかく見守る良き先輩ぶり

すっかり先輩らしい小栗旬
すっかり先輩らしい小栗旬

 俳優の小栗旬が28日、都内で行われた映画『君の膵臓をたべたい』初日舞台あいさつに出席し、大舞台に緊張していた主演の浜辺美波北村匠海という若手2人をあたたかく見守る先輩らしい顔をのぞかせた。この日は北川景子月川翔監督も来場した。

【写真】「まーきのっ」ポーズで場をなごませる小栗

 膵臓の病を患うヒロイン・山内桜良(浜辺)と、その秘密を共有するクラスメートの“僕”(北村)との、はかなくも美しい青春模様を描き出した住野よるのベストセラー小説を実写映画化した本作。

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 満席の会場にやって来た浜辺は、緊張した表情で「今日は大切な日になると思います。さっきから足が震えていて、誰ともしゃべれず。それくらい緊張していて、それくらい大切な日だと思っていました」とあいさつ。一方の北村も緊張した様子で「浜辺ちゃんとキャンペーンをまわってきて、早く世に出ないかなと待ちわびていました。今日はお足元の悪い中、ありがとうございます」と続けるも、小栗が「匠海くん、今日はそんなに足元は悪くなかったよ。今日は快晴だったよなと思いながら聞いていました」とツッコミを入れて、会場は大爆笑。しかしそんな小栗の言葉に、浜辺も北村もやわらかな表情を見せた。

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小栗の「まーきのっ」ポーズに北村もこの笑顔

 「今回は主演の2人に力添えをするつもりで来ましたが、こんなすてきな空間を共有できてうれしいです」と北川が語る通り、この日の北川と小栗は、若い2人を見守る立場。主演映画『銀魂』の舞台あいさつの場で、ちゃっかり本作をアピールしたことに触れられた小栗は「これは本当に観ていただきたいです。公開から2週間たった『銀魂』は置いておいて」と話し会場を沸かせると、月川翔監督は「2週間前に記事を見て『ありがとう』と思っていました」と感激した表情を見せた。

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 本作のPRとして、浜辺と北村は総移動距離1万1,510キロメートル、総取材時間205時間をこなし、取材媒体数は285にも上ったという。本作の主題歌であるMr.Childrenの「himawari」をBGMに、キャンペーンツアーを振り返る映像が流れると、浜辺の瞳からは見る見るうちに涙があふれ、時折、目元をぬぐう仕草も。一方の北村も思わず鼻をすするなど、「本当に公開する日が来るんだろうか」と思ってしまったほどに長かったという、キャンペーンツアーに思いをはせていたようだった。

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最後まで主演の若手2人を立てる小栗

 そしてその映像を観た小栗も「すばらしいですね。自分のこれからの仕事態度も改めていこうと思いました」と冗談めかして語るも、北村が自身の役の幼少期を演じた『TAJOMARU』を踏まえて、「ごくろうさまでした。また匠海くんと同じ役を演じることができて……」としみじみ。北村も「また同じ役を演じられてうれしかったです。この映画を経て、もっと俳優として頑張りたいですし、すてきなキャストの皆さんと、すてきな映画を作りたいと決めました」と俳優としての飛躍を誓った。(取材・文:壬生智裕)

映画『君の膵臓をたべたい』は全国公開中

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