『007』新作、3人の監督が浮上!
人気スパイアクション映画『007』シリーズの新作で、3人の監督候補が浮上しているとDeadlineが報じた。
候補には、『メッセージ』でアカデミー賞作品賞にノミネートされ、ライアン・ゴズリング&ハリソン・フォード主演の『ブレードランナー 2049』の公開を控えているドゥニ・ヴィルヌーヴに、同じくアカデミー賞作品賞にノミネートされた『最後の追跡』を手掛け、スコットランド王ロバート1世を題材にした『アウトロー・キング(原題) / Outlaw King』でもメガホンを取るデヴィッド・マッケンジー、そしてジャック・オコンネル主演の『ベルファスト71』を手掛け、マシュー・マコノヒー主演の『ホワイト・ボーイ・リック(原題) / White Boy Rick』の監督を務めるヤン・ドマンジュが挙がっている。3人全員が監督候補として会合に参加したようだ。
この他に、『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン、『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』のエドガー・ライトなどもうわさになったが、もし彼らが監督することになれば、脚本も彼らのテイストで書き直されることが予測される。しかし、『007/カジノ・ロワイヤル』から『007 スペクター』までのダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンド全作を執筆してきたニール・パーヴィスとロバート・ウェイドの脚本を却下するわけもなく、現実的に無理だと思われる。
配給権は、前作『007 スペクター』を最後に米ソニー・ピクチャーズとの契約が切れており、現在、同スタジオを含む米ワーナー・ブラザース、米ユニバーサル・ピクチャーズ、米20世紀フォックスなどの大手スタジオが争奪戦を繰り広げているため、動向も気になるところだ。米公開予定日は2019年11月8日(現地時間)に設定されている。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)