殺害されたヴェルサーチさんの元恋人 新ドラマを批判
アメリカで実際に起きた事件を取り上げる米テレビドラマ「アメリカン・クライム・ストーリー」の第2シーズン「ジ・アサシネーション・オブ・ジャンニ・ヴェルサーチ:アメリカン・クライム・ストーリー(原題) / The Assassination of Gianni Versace: American Crime Story」の撮影写真を目にしたジャンニさんの当時の恋人が批判的なコメントをしたのに対し、クリエイターのライアン・マーフィーがドラマを観てからコメントしてほしいとテレビ批評家協会(TCA)の夏のプレスツアーで語った。
同ドラマは1997年に連続殺人犯アンドリュー・クナナンに殺害されたイタリアのファッションデザイナー、ジャンニ・ヴェルサーチさんの事件を描いたもので、ジャンニさんをエドガー・ラミレス、長年の恋人アントニオ・ダミコをリッキー・マーティンが演じている。
すでに撮影は始まっており、先日、血を流しているジャンニ(エドガー)を腕に抱えているアントニオ(リッキー)の写真がメディアにリークされたが、当のアントニオは気に入らなかったようだ。「この殺害事件については数えきれないほど書かれており、何千もの推測がなされているが、事実は一切ない。リッキー・マーティンがジャンニ(エドガー)を腕に抱いている写真なんてばかげている。監督の詩的許容なのかもしれないけど、僕はあんな風に反応しなかった」とObserverにコメント。「あまりにも多くのことがフィクション化されている。残念ながらジャンニは死んだ。残念ながら、彼を殺した男がいた。残念ながら実際に起きてしまったことだ。でももう、やめにするべきだ」と言っている。
これに対しライアンは「パパラッチの写真を見て何かを判断するのは難しいことだ。これはドキュメンタリーではなく、ドキュドラマだ。アントニオに対しては、ドラマを観てからコメントをするよう言いたい」と語った。
リークされた写真が事実と異なる点については、実際にあった話でも違う描き方をすることはあると言い、それに対しアントニオが意見するのは彼の自由だともコメント。また、関係者に対して敬意をもって製作していると付け加えた。(澤田理沙)