リアルすぎ!『アナ雪』舞台版が初披露!
日本でも大ヒットしたディズニーアニメーション映画『アナと雪の女王』のブロードウェイミュージカル版からアニメさながらの劇中衣装に身を包んだ主要キャストの姿が初披露された。EW.comが報じている。
『アナと雪の女王』は、アンデルセンの童話「雪の女王」をベースに、王家の姉妹が繰り広げる真実の愛を描いたミュージカル。触れたものを凍結させてしまう力を秘めている姉エルサが、真夏の王国を冬の世界に変えてしまったことで、その姉と王国を救うべく妹アナが雪山の奥深くへと旅に出るさまを名曲にのせて描いた。
現地時間17日から、米コロラド州のデンバーにて舞台稽古を開始したという本作。そして今回、舞台上で劇中衣装に身を包む主要キャストの写真が公開された。そこには、エルサ(ケジー・レビー)、アナ(パティ・ミュリン)、ハンス王子(ジョン・リドル)、クリストフ(ジェラニ・アラジン)の姿が。完成度の高さに、ファンからは「完璧」「これは素晴らしくなりそう」など期待の声が続出。一方で、アニメ版で白人のクリストフを、黒人俳優のジェラニが演じることに対しては賛否があった。
トニー賞受賞の英国演劇界の鬼才マイケル・グランデージが舞台演出を務め、グランデージと長年タッグを組んできた舞台美術家クリストファー・オラムがデザインを担当する。グランデージは「独創性なしに、映画をただ舞台化するということには興味がありません」ときっぱり宣言し、「私たちはより大きな物語、そして映画よりも多くの曲を持っていますし、ストーリーをもっと深めていくこともできます。しかし、私たちができることは、暗闇の中にいる人々の前で、(キャラクターに)リアルで、生きている、呼吸をしている、鼓動を打っている心を持たせることなのです」と意気込んだ。
また、グランデージはアナとエルサにふんする女優陣の相性を絶賛しつつ、ハンス王子とクリストフについては、アニメ版とはまた違う関係になることもほのめかしていた。本作の大ヒットソング「レット・イット・ゴー~ありのままで~」がどのように歌われるのか、さらには、クリストフの相棒であるトナカイ・スヴェン役にはアンドリュー・ピロジー、雪だるまのオラフ役にはグレッグ・ヒルドレスが決まっており、彼らがどのような姿で登場するのかも、気になるところだ。2018年2月よりブロードウェイで公演予定。(編集部・石神恵美子)