岩田剛典、憧れノーラン監督と対面「才能がうらやましい」
三代目J Soul Brothers / EXILE の岩田剛典が24日、六本木アカデミーヒルズで行われた映画『ダンケルク』来日記者会見に出席し、大ファンであると公言していた、本作の監督で『ダークナイト』『インセプション』などで知られるクリストファー・ノーラン監督と対面した。岩田は「表現者のまえに、1人のノーランファンです」と興奮気味に語ると、圧倒的な作品を完成させたノーラン監督に「才能がうらやましい」と思わず本音を漏らした。
岩田は過去のインタビューで「頭の中をのぞみてみたい人」とノーラン監督についてコメントしていたことに触れられると「ノーラン監督が作る作品は、しっかり絵が決まっている印象を受けます。そこから逆算して映画に落とし込んでいるようなイメージなので、どんな思考回路なんだろうと思って」と理由を説明。さらに「ハリウッドという商業映画の舞台で、自分の作りたいものを作れる稀有な存在だと思います」と絶賛した。
そんな岩田の発言にノーラン監督は「やさしい言葉をありがとう」と笑顔をみせると「監督業というのは、やりたいことを明確にしたら、あとは才能のある人を集めればいいのです。そしていろいろな意見をしっかり束ねることができれば洗練された作品が作れる。楽団の指揮者みたいなものですね」と極意を披露。
ノーラン監督の言葉一つ一つを真剣なまなざしで聞いていた岩田は、本作について「史実に基づいているということで、いままでのノーラン作品とはテイストが違うのかなと思っていたのですが、最初の5秒で戦場に連れて行かれました。やっぱりノーランでした」と感想を述べると「日本だと戦争映画ということだけで敬遠してしまう人が多いと思いますが、共感できる部分もとても多い作品です」とアピールしていた。
岩田の熱い思いを感じとったノーラン監督は、『ダンケルク』のサイン入り完全脚本オリジナル英語本をサプライズでプレゼント。予期せぬ出来事に岩田は「めちゃくちゃうれしい。童心に戻ります」とノーラン監督と熱い抱擁を交わしていた。
本作は、第2次大戦時にフランス北部・ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍の決死の救出劇を、リアルな映像で描いた戦争物語。陸、海、空という3つのストーリーラインで、戦場の圧倒的な臨場感をほぼCGなしで描く。(磯部正和)
映画『ダンケルク』は9月9日より全国公開