このインパクト!城田優、“女性”役で異色ヒロインに
伊坂幸太郎のベストセラー小説「バイバイ、ブラックバード」が高良健吾主演でドラマ化され、ヒロインを城田優が務めることが明らかになった。
とある運命が待ち受ける主人公が、5股をかける5人の恋人たちに会って別れを告げる日々を描く物語。多額の借金を抱えた5股男・星野一彦(高良)と、謎の組織から見張り役として送り込まれた繭美(城田)による、テンポの良い会話劇が見どころの一つとなるという。主人公の星野はダメな男なのだが、なぜか憎めず、人の懐にスルっと入ってくるようなキャラクターだ。
その星野を監視するのが、強烈なインパクトを放つ異色のヒロイン・繭美。「身長3m、体重200kg、金髪でハーフ」と本人もうそぶく男性プロレスラー並みの体型に加え、「常識」「愛想」「悩み」「色気」「上品」など、自分に必要のない単語を黒く塗りつぶした“マイ辞書”を持っており、誰に対しても「おまえ」呼ばわり……。その言動は常に破壊性を帯びている。
繭美役でまさかのヒロインを務める城田は、「最初で最後であろう女役が繭美でよかったなと思うくらい、やりきっていますね」と自信たっぷり。城田の起用について武田吉孝プロデューサーは、「繭美役には当初長身の女性キャストも考えたのですが、何かパンチが足りない。ロックミュージシャンからドラァグクイーンまで様々な“強い女”の参考写真の海におぼれかけていたとき、ふと目に留まったのが、城田くんの某舞台の宣材写真でした。ああ、繭美はこの人しかあり得ないと。美しくて、気高くて、引き込むんだか寄せ付けないんだかよく分からない迫力もあって。製作者としてはもう、城田優がこの世に存在してくれてよかった、と感謝の念しかありません」とアツいコメントを寄せている。
また、主演の高良は「優くん演じる繭美は理不尽ですけど、気持ちのいいキャラクターですね。優くん自身はピースフルであり、エンターテイナーであり、一緒にいて面白い人」と明かし、「この作品はとても不思議な魅力を持っています。僕自身も演じながら、その魅力をつかみ取っていった感じです」と語っている。(編集部・小山美咲)
「連続ドラマW バイバイ、ブラックバード」はWOWOWにて2018年放送(全6話・第1話無料放送) 毎週土曜夜10:00