ベルリン銀熊賞受賞作!北欧の巨匠アキ・カウリスマキ最新作12月公開へ
2017年ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞した、フィンランドの巨匠アキ・カウリスマキによる最新作『The Other Side of Hope』の邦題が『希望のかなた』に決まり、12月2日より日本公開されることが明らかになった。
前作『ル・アーヴルの靴みがき』で“港町三部作”と名付けたシリーズを自ら“難民三部作”に変えて、難民問題と再び向き合った本作。生き別れた妹を探して、偶然にもフィンランドの首都ヘルシンキに流れついたシリア難民の青年カーリド(シュルワン・ハジ)は、人生をやり直そうとしているレストランオーナーのヴィクストロム(サカリ・クオスマネン)と出会い、それぞれの未来を模索する中で彼らの人生に希望の光がさし始める……。
本作は9月30日から開催される「第12回 国連UNHCR難民映画祭2017」にて先行上映されることも決まっており、10月2日19時からの日本初上映会には、主人公カーリドを演じたシリア人俳優シェルワンが来日することになっている。(編集部・石神恵美子)
映画『希望のかなた』は12月2日よりユーロスペースほか全国順次公開