殺す!コロス!…彼はマーベル“ヒーロー”か?衝撃作「パニッシャー」予告編が公開
Marvel作品の主人公といえば、マーベルヒーローと呼ばれ正義の味方として活躍するキャラクターの印象が強いが、愛する家族を奪われ“私刑執行人”として悪人を殺しまくる「アンチヒーロー」にも人気のキャラクターがいる。その人気作を実写化したNetflixとMarvelの共同製作オリジナルドラマ「Marvel パニッシャー」の予告編が公開され、復讐の鬼と化したパニッシャーことフランク・キャッスルの殺戮ぶりがうかがえる映像が披露された。
本作は、主人公である元軍人のフランク/パニッシャーが、トレードマークともいえるドクロマークがついたボディアーマーを着用し、犯罪社会の奥深くに隠された陰謀を暴いていくさまを描いたバイオレンス作。アイアンマンやスパイダーマンなどのマーベルヒーローとは異なり、積極的に悪人を殺すスタイルで知られ、デッドプールともまた別のベクトルで人気のダークヒーローとしてアメコミファンからの人気を獲得している。
今回の予告編でもパニッシャーのスタイルは変わらず、彼は返り血を浴びながら“処刑”を執行。己の質問に対して「何も知らない」と答えた人間にも、鉛を与える冷徹っぷりを見せる。だがその一方でフランクがパニッシャーとなるまでの姿の描写も。愛する家族を殺され、幸せだった時間が一瞬で崩壊した瞬間の彼の悲痛な表情は、彼を復讐鬼へと変えたルーツとなる。
パニッシャーを演じているのは、ドラマ「Marvel デアデビル」でも同役を務めたジョン・バーンサル。ドラマ「ウォーキング・デッド」や映画『フューリー』などでも親しまれている俳優だ。ジョンは今作について、「まず役づくりで大事にしたのはファンを裏切らないこと。彼はある意味自ら進んで闇の世界に入った男なんだ。これこそが自分のやるべきこと、自分のいるべき世界だと思っているんだよ。フランクという人間の核にあるのは、後悔、苦悩、悲しみではなく、消えることのない自身への罪悪感だと思うんだ」と語っている。(編集部・井本早紀)
Netflixオリジナルドラマ「Marvel パニッシャー」は2017年より全世界同時オンラインストリーミング