9年間で9度死にかけた少年、なぜ…?衝撃の心理サスペンス1月日本公開
9年間で9度死にかけた少年と、その運命に隠された秘密を描いた衝撃作『The 9th Life of Louis Drax』の邦題が『ルイの9番目の人生』に決まり、2018年1月20日より日本公開されることが明らかになった。イギリス人作家リズ・ジェンセンのベストセラー小説に基に、人間の心に潜む闇を描き出したサスペンス映画だ。
主人公は、ひどい難産の末にこの世に生を受けて以来、まるで何かに呪われたように毎年必ず危険な事故に遭い、幾度となく生死の境をさまよってきた愛らしく賢い少年ルイ。そして9歳の誕生日、ルイは海辺の崖から転落し、奇跡的に命を取り留めたものの昏睡状態に。担当医のパスカルは彼を救うためにあらゆる手を尽くすが、父親ピーターは行方不明となり、母親ナタリーのもとには差出人不明の警告文が届く。さらにパスカルも恐ろしい悪夢にうなされ、ルイの身近な人々や関係者に次々と不可解な出来事が降りかかる……。
この映画化企画は、もともと2008年に他界した『イングリッシュ・ペイシェント』のオスカー監督アンソニー・ミンゲラが熱望していたもので、その遺志を継いだ息子のマックス・ミンゲラがプロデューサー兼脚本家として実現させるに至った。メガホンを取ったのは『ホーンズ 容疑者と告白の角』の鬼才アレクサンドル・アジャ監督で、謎に満ちた少年の秘密を解き明かそうと苦闘するパスカルの姿をスリリングに映し出している。
天使のように愛らしい外見に壮絶な秘密を隠し持ったルイを繊細に演じたのは、カナダ出身の天才子役エイダン・ロングワース。ルイを目覚めさせようと奮闘する医師パスカル役で『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のジェイミー・ドーナン、母ナタリー役で『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』のサラ・ガドン、父ピーター役でテレビドラマ「ブレイキング・バッド」のアーロン・ポールが出演している。(編集部・市川遥)
映画『ルイの9番目の人生』は2018年1月20日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開