マーティン・スコセッシ、オンライン映画講座開設!たったの90ドル
巨匠マーティン・スコセッシ監督がオンライン学習プラットフォーム「マスタークラス」にて、2018年から映画講座をスタートさせる。同サイトにて事前受付が開始している。
『タクシードライバー』『グッドフェローズ』『レイジング・ブル』など数々の傑作を生みだしてきた、スコセッシ監督によるオンライン映画講座を受けるのにかかる費用はなんと、90ドル(約9,900円、1ドル110円計算)。受講者は、事前収録された20本以上の講義動画を視聴したり、復習用の教材をダウンロードできたりするという。また、スコセッシ監督からフィードバックをもらえるのかについては、「マーティンからの批評を受けられるかは保証できません。定期的に、受講者には作品をマーティンに提出する機会を設けるかもしれません。もしそれが実現する場合には、受講者は通知を受け、どのように自分の作品を提出するかの指示を与えられます」とのことで、もしかすると作品を観てもらえるチャンスもあるかもしれない。
スコセッシ監督はプロモーション用の動画で「もし映画づくりをキャリアに考えているのなら、このクラスではない。でも映画をつくらなくてはならない、語りたくて仕方ない特別なストーリーを語るまで気が済まないのなら、私はあなたに教えることができるでしょう」と語りだし、「映画監督になるための自信をくれた先生が私にはいました。彼は自分を表現することに対する自信を与えてくれたのです」と“未来の生徒”に呼びかけた。講義内容はストーリーテリングから、編集や俳優との取り組み方まで、多岐にわたるという。
同サイトで映画関連の講座が開かれるのはこれが初めてではなく、ドイツの巨匠ヴェルナー・ヘルツォークが映画づくりの原則について、『ソーシャル・ネットワーク』などの脚本家アーロン・ソーキンが脚本執筆について、俳優のケヴィン・スペイシーやダスティン・ホフマンが演技についての講義を行っている。(編集部・石神恵美子)