思いもよらない奇妙な遺品を託される…感動ミステリー「終わりの感覚」映画化、来年1月公開!
世界的なブッカー賞に輝いた小説「終わりの感覚」を映画化した『The Sense of An Ending』の邦題が『ベロニカとの記憶』に決定し、2018年1月より日本公開されることが明らかになった。
アメリカやヨーロッパでインド映画の歴史を書き換える大ヒットとなり、日本でも2014年に異例のヒットを記録した『めぐり逢わせのお弁当』を手掛けたリテーシュ・バトラの監督第2作となった本作は、記憶と時間をめぐるサスペンスフルな英小説「終わりの感覚」(ジュリアン・バーンズ著)を映画化したもの。
60歳を過ぎ、ひとりきりで静かな引退生活を送るトニーの元に、ある日、見知らぬ弁護士から手紙が届く。あなたに日記を遺した女性がいると……。その女性とは、40年前に別れた恋人ベロニカの母親だった。思いもよらない奇妙な遺品から、トニーは長い間忘れていた青春時代の記憶、若くして自殺した親友、初恋の真実を紐といていく。
『アイリス』のジム・ブロードベント、『さざなみ』のシャーロット・ランプリングら、イギリスを代表する名優たちが豪華共演。一方で、アン・リー監督作『ビリー・リンの永遠の一日』の主役で長編映画デビューを果たし、現在は歌手テイラー・スウィフトの恋人としても注目を浴びているジョー・アルウィンに、2016年春夏のプラダのモデルとして活躍し、シアーシャ・ローナン主演の新作映画『オン・チェシル・ビーチ(原題) / On Chesil Beach』などへの出演が決まっているビリー・ハウルと、イギリスの新鋭俳優たちの出演にも注目したい一作だ。(編集部・石神恵美子)
映画『ベロニカとの記憶』は2018年1月シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開