DCドラマ4作クロスオーバー、ゲイのスーパーヒーロー登場!
米テレビドラマ「クワンティコ」の第2シーズンでMI6と関わりを持つハリー・ドイルを演じたラッセル・トヴェイが、DCコミックスのヒーローを主人公にした米テレビドラマ「ARROW/アロー」「THE FLASH/フラッシュ」「SUPERGIRL/スーパーガール」「レジェンド・オブ・トゥモロー」のクロスオーバーに、ゲイのスーパーヒーローとして登場するとTVLineなどが報じた。
ラッセルが演じるレイモンド・“レイ”・テリルはリポーターで、政府の科学者が光を大量破壊兵器に変える秘密計画に取り組んでいることを知るという。この事実を報じる前にレイは兵器の光を浴びてしまうが、死なずにスーパーパワーを得るとのこと。報道以上に人助けができると気づいたレイは、フリーダム・ファイターズの一員となり、ザ・レイとして暴力と抑圧に立ち向かう。
彼はDC4作品のクロスオーバーで実写版のザ・レイを演じるだけでなく、アニメシリーズ「フリーダム・ファイターズ:ザ・レイ(原題) / Freedom Fighters: The Ray」でも同キャラクターの声を演じるそうだ。
ラッセル自身は18歳の時にカミングアウトしているが、型にはめられたくないからか、ずっとストレートの役を務められるよう努力をしていたとのこと。しかし、30歳ごろから同性愛者の役を受けるようになり、ストレートの役と同じようにさまざまなキャラクターと演じ方があることに気づいたという。「ストレートな人間の演じ方、描き方が一つではないようにゲイのキャラクターにも何百万もの素晴らしいストーリーがあるんだ。何百万もの冒険がある」と語り、同性愛者であるおかげで俳優として成功できていると The Guardian のインタビューで語っている。(澤田理沙)