三浦春馬、30歳童貞役に「少しでも日本を明るく」
俳優の三浦春馬が4日、テレビ朝日で行われた連続ドラマ「オトナ高校」制作発表記者会見に、共演者の高橋克実、竜星涼、松井愛莉、夕輝壽太、黒木メイサ、脚本家の橋本裕志と共に出席。三浦は東大卒でトップバンクのエリートながら30歳にして童貞という役柄に「僕のキャリアの中でも挑戦的な役どころ。この作品を通して少しでも日本を明るくできたら」と意気込みを語った。
本作は、テレビ朝日が「斬新な企画を届ける連続ドラマ枠」として新設した「土曜ナイトドラマ」第1弾。少子化対策のために作られた公的機関「オトナ高校」に集められた、異性と経験のない30歳以上の男女が、「童貞・処女」卒業を目標に奮闘する姿をコミカルに描く。
爽やかな笑顔がトレードマークの三浦だが、本作で演じる荒川は、超エリートながら、30歳にして一度も女性経験がなく「チェリート」と揶揄される役柄。「頼むからヤラせてくれ!」と今までの三浦のイメージからは大きくかけ離れたようなコミカルなシーンもあり、自身も「新しい挑戦」と意気込む。
そんな三浦だが、共演者からの信頼は厚い。三浦ら「童貞・処女」の生徒たちを叱咤激励する教師・山田(名前は翔馬と書いてペガサス!)役の竜星は「教師役は初めてにも関わらず、生徒役の方々がプロの先輩方なので、毎日プレッシャーを感じながら毒舌を楽しんでいます」と語ると「三浦さんは女性目線で見ても、歌って踊れてパーフェクト。今回初めて共演させていただいたのですが、すごく優しくて、いいお兄ちゃん的な存在。本当に好きになりました」とラブコールを送る。
脚本を担当した橋本は「この作品に懸ける思いは熱いです」と強い視線で語ると「ドラマは時代を映す鏡と言いますが、少子高齢化や若者の草食化など今の社会を投影しつつも、描いているのは人間ドラマ。苦手な恋愛に対して必死にもがく『周回遅れの青春』です」とコンセプトを説明。三浦も「今の時代に刺さるオリジナルドラマ。作品を見てカラッと元気になっていただければ」と作品に込めた思いを語っていた。(磯部正和)
連続ドラマ「オトナ高校」は10月14日より毎週土曜夜11時5分よりテレビ朝日系で放送