岡田将生の“クズ”っぷりがスゴい!木村文乃とW主演映画スポット映像
柚木麻子の小説を岡田将生&木村文乃のダブル主演で映画化する『伊藤くん A to E』(2018年1月12日公開)で、岡田演じる傲慢で自己チュー、軽薄な“伊藤くん”のクズっぷりを捉えたスポット映像、及びポスタービジュアルが公開となった。今年8月よりMBS/TBSドラマイズム枠で放送された連続ドラマ版の第7話のラストで姿を現した“伊藤くん”の実像が明らかになった。
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映像は、“伊藤くん”(岡田)が「恋愛って必要なんですかね?」と言い放つシーンからスタート。そこから「ああいう重い子って困るよな~」「ここで君と出会えたのも運命かも!」「いきなり丸投げされても……」「俺の存在が君たちを狂わせてしまったんだ!」など、相手の女性によってくるくると態度を変えていく“伊藤くん”が映し出される。
10月3日深夜にTBSで放送終了を迎えたドラマ版では、32歳、崖っぷちの脚本家・矢崎莉桜(木村文乃)が、自身が出版したエッセイ本のトークショーに参加した女性たちの中から、「伊藤」という同じ名の男に悩む4人の女性に興味を持ち、彼女たちの体験談を基に脚本づくりに奔走するさまが描かれた。A=「ぞんざいに扱われる女」島原智美(佐々木希)、B=「自分の殻に閉じこもる女」野瀬修子(志田未来)、C=「愛されたい女」相田聡子(池田エライザ)、D=「高学歴の鉄壁女」神保実希(夏帆)の目を通し、“クズ”だがどうしようもなく女性を翻弄する謎めいた“伊藤くん”の物語が紡がれた。
またドラマ版では矢崎が“伊藤くん”の顔を知らないため、周りの男たちに当てはめ、エピソードごとに“伊藤くん”がドラマプロデューサーの田村伸也(田中圭)、売れっ子脚本家の久住健太郎(中村倫也)、矢崎が過去に手掛けたヒットドラマの主演男優・沖田(山田裕貴)へと姿を変え、物語が進んだ。しかし、第7話のラストで4人の女性たちが話していた“伊藤くん”が同一人物であったことが判明。彼の正体は矢崎が主宰するシナリオスクールの生徒で、容姿端麗だが自意識過剰で、矢崎が「中身ペラッペラの極薄生ハム王子」と揶揄していた「伊藤誠二郎」だった。
映画版ではドラマ版で描かれなかった矢崎と“伊藤くん”の関係が肝に。いつも口先だけの彼が、なぜか矢崎と同じ4人の女性たちについての脚本を書いており、しかも、そこには矢崎のネタには書かれていない5人目の女「E」が存在していた……。スポット映像では「運命の人って絶対いると思うんですよ。ねえ、矢崎女史」と“伊藤くん”が不敵な笑みを浮かべ、矢崎を挑発する一幕も。監督は、ドラマ版の総監督を務め、『ストロボ・エッジ』『PとJK』など数多くラブストーリーを手掛けてきた廣木隆一。
ポスタービジュアルは、にっこりほほ笑む“伊藤くん”と、冷たい表情を浮かべる矢崎が赤い服を着た後ろ姿の女性たちに囲まれる意味深なデザイン。主題歌は、4人組ロックバンドandropが、本作のために書き下ろした楽曲「Joker」に決定した。(編集部・石井百合子)