エマ・ワトソンが全身タイツの男と…!実写版『美女と野獣』仰天メイキング映像
ディズニー実写版『美女と野獣』で野獣をどのように作り上げたかが丸わかりのメイキング映像が公開された。野獣役のダン・スティーヴンスはグレーの全身タイツをまとい、アニメーション版でもおなじみのロマンチックなダンスシーンもその姿のまま演じている。
この全身タイツは、人工筋肉付きのモーション・キャプチャー用スーツ。パフォーマンス・キャプチャーの撮影では一般に、俳優の表情を捉えるためのヘッドカムという特殊なカメラを頭に装着する必要があるが、今回のような繊細なラブストーリーではそうした装置付きだと演技に支障が出るとして、新たな方法を採用することになった。
それが、まずはモーション・キャプチャー用スーツを着た上でベル役のエマ・ワトソンと通常通り演技をし、その後ダンだけが特殊な装置の中に入って同じシーンの表情を再現するというもの。ダンは「フェイシャル・キャプチャーの撮影は大変だった。顔の表情のみで演技をするんだ。それも1~2週間前の自分の演技を思い出しながらね。セリフが無いシーンもだ」とその過酷さを語っている。
フェイシャル・キャプチャーでは特殊なペイントをダンの顔にスプレーし、全ての筋肉の動きを取り込んだといい、今回公開された映像ではダンの実際の演技と完成版の野獣の表情を比較することもできる。生き生きとした野獣は、ダンの努力と最新技術の融合によって生まれていた。今回の映像をはじめ、4日にリリースされた『美女と野獣』MovieNEXにはボリュームたっぷりな特典映像集が付いている。(編集部・市川遥)