「劇団EXILE」佐藤寛太、結婚観は超堅実!
ムサヲの人気漫画を実写化した映画『恋と嘘』(10月14日公開)に出演した「劇団EXILE」の佐藤寛太が、結婚をテーマにした本作を語る中で「25歳までに結婚したいと思っていた」と自身の結婚観を打ち明けた。
政府が国民の“最良”の結婚相手を決める「超・少子化対策法」が施行された日本で、ヒロイン・仁坂葵(森川葵)の結婚相手に選ばれる病院の御曹司でエリート高校生の高千穂蒼佑を演じた佐藤。本作の“満16歳になると結婚相手を知らせる政府通知が届く”という斬新な設定ついて、「この世界では遺伝子診断もあって、政府が性格の合う人を選んでくれる。突飛な設定ですが、もし自分がこの世界にいたら何も疑問を抱かないかもしれません。政府に結婚相手を選んでもらうのが当たり前すぎて、恋という言葉すら知らずにいるかもしれないですね」と語る彼だが、実際の自分は「恋愛結婚への強い願望がある」そうだ。
「高校生のときは25歳で結婚したいと思っていたんですけど、今は結婚するにはこの仕事でちゃんと食べていけるという安心感を得ることが必要なのかなと考えるようになりました。自分はまだ若いし(現在21歳)、何があるかわからないからもう少し時間が必要かな……」と素直な気持ちを明かしながらも、「この人だ! と言えるくらい好きな人ができたら、結婚したいと思うかもしれません」と宣言。そして、「結婚したら子どもがほしい。東京もいいけど、僕は7歳まで福岡県の津島という田舎で育ったので、可能なら田舎で子育てをしたいです」とほほ笑んだ。
どんな質問にも正直に答えようとする佐藤は、「もしも自分が(劇中の蒼佑のように)スーツ姿で高級レストランに行ったとしたら、きっと靴を脱ぎたくなると思う(笑)」と述べるほど、飾らない人柄の持ち主。本作の蒼佑や、主演を務めた映画『イタズラなKiss THE MOVIE』シリーズの入江直樹などの“クールなエリート役”は、「自分とは正反対だからこそ演じがいがある」という。
エンターテイナーを育成するダンススクールEXPG福岡校の出身で、俳優デビュー前にバックダンサーの経験もあるが、今後の展望については「お芝居の方がいいです」とキッパリ。「お芝居は生きがい、と言うと大げさですけど、すごく楽しい。演じられる場所があるのなら、ずっと俳優をやっていきたいです」と瞳を輝かせる佐藤のさらなる飛躍に注目したい。(取材・文:斉藤由紀子)