「来人勢刃」と書いてライトセーバー!『スター・ウォーズ』日本刀、岐阜県関市で展示
刃物の町として知られる岐阜県関市は、映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日)に登場するアイテムをモチーフに製作された日本刀「来人勢刃(ライトセーバー)」を10月29日まで、同市の関鍛冶伝承館で開催される「ライトセーバーと関鍛冶」展で展示する。
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メイン展示となる日本刀「来人勢刃」は、『最後のジェダイ』で主人公・レイが使用するライトセーバーをモチーフに、刀匠名「藤原兼房」の名を引き継ぐ二十五代目の加藤賀津雄(かつお)氏と、二十六代目の正文実(まさふみ)氏が製作。日本刀の軽量化のために彫られる「樋」に、青色の塗料を流し込むことで、ジェダイのライトセーバーの光刃を表現。持ち手部分もメカニックな仕上がりになっている。
6日に行われた展覧会のオープニングセレモニーに登壇した中村繁関市副市長は、「刀のまちならではの視点で迫った展示内容とともに、本物の日本刀の美しさと技に触れ、大いに楽しんでいただきたい」とコメント。また、製作者ひとりである二十六代藤原兼房刀匠は、「日本刀とライトセーバーの良さが融合した展示となっているので、これをきっかけに日本刀の良さを知ってほしい」と語っている。
日本からも多くの影響を受けているといわれる『スター・ウォーズ』を代表するアイテムが、文字通り日本文化と融合した展示は、日本刀ファンにとっても映画ファンにとっても見逃せないものになりそうだ。また会場には、ファースト・オーダー・ストームトルーパーの実寸大フィギュアやフォトスポットも設置される。(編集部・入倉功一)
「ライトセーバーと関鍛冶」展は関鍛冶伝承館2展示室にて10月29日まで開催 時間:9:00~16:30(入館は閉館30分前まで)※10月6日のみ14:30~16:30 休館日:火曜日・祝日の翌日(休日を除く)入館料:無料